■ストリーミングモードとは
WR7600Hには、ストリーミングモードという機能があります。ストリーミングモードとは、アクセスポイントの自動スキャンをしないようにするモードです。通常、無線子機はアクセスポイントを定期的に探す信号を送ります。その際、実効速度が約半分にまで落ち込んでしまうので、ストリーミング動画を扱うような場合にはコマ落ちなどの現象が出てきます。ストリーミングモードをオンにすると、スキャンが無くなり1つの無線LANアクセスポイントに接続し続けるため連続したデータの受信がスムーズになります。
NECの詳細マニュアルには、以下のように記述されています。
ストリーミングモードは、デフォルトで「ON」(自動)になっているので、「無効」にしてどの程度速度が落ちるのかを見てみましょう。
2回目:2574.41Kbytes/sec
3回目:2540.44Kbytes/sec
平均:2574.72Kbytes/sec
↓
約20.6Mbps
やはり、若干の速度低下が見られました。ストリーミングモードをON(初期値)にすると、先のページでレポートしたように約22.9Mbpsになるのですが、その際に支障は無いのでしょうか。実際に使っていて、支障が出たことはありませんが、詳細を現在NECに問い合わせています。回答が来次第、 下のスペースで報告したいと思っています。
NECからの回答が来ましたので掲載します。
問:どのような支障があるのでしょうか?
答:これにつきましては、無線がとぎれた場合(電波が届かなくなった時)ローミングは機能しなくなります。また、無線がとぎれた場合、ストリーミングモードが自動/ONの場合であっても自動的にスキャンがスタートし、電波が回復した時点で再びスキャンをスキップするようになっております。
問:ストリーミングモードの自動とONの違いはなんでしょうか?
答:自動の場合は、データ量が多い場合のみスキャンをスキップします。ONの場合は、データ量に関わらずスキャンをスキップします。
次回は、ルーティング速度とWeb速度のレポートをしたいと思っています。ご期待ください。
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