無線LAN[WHR-G54]試用記3
11b混在時のWHR-G54の速度は
IEEE802.11gは、IEEE802.11bと同時利用できるのが大きな特長です。しかし、11gと11bの転送モードが頻繁に切り替わるので、どうしても速度が落ちるのはご存じのところだと思います。では、実際にどの程度速度が落ちるのでしょうか。今回は、公称54Mbpsの11gと公称11Mbpsの11bを同時に使用して、11gがどの程度 遅くなるのかを検証してみました。
【目次】
1Page:調査環境は?
2Page:11g単独の無線LAN速度は?
3Page:11bを接続するとどうなるか?
4Page:11bで通信をすると とどうなるか?
■調査環境は
調査環境は、「無線LAN[WBR-G54]試用記5 ファームVer.Upの検証」のときと同じで、11bと11Gの接続を別のマシンで行っています。つまり以下のように計4台のコンピュータを同時に利用して計測しています。、
Pentium4/2.53Gマシン--11b子機
~電波~
セレロン1Gマシン
|(有線)
AP
|(有線)
セレロン1.2Gマシン
~電波~
AMD1.3Gマシン--11g子機
WHR-G54の無線モードは、「11g(54M)/11b(11M)-Auto」で「BSS Basic Rate Set」は「Default」にしておきます。この設定を忘れると11bの接続ができ ないので注意が必要です。
IEEE802.11bで利用した子機は、NECの「Aterm WL11E2」です。この機器に関しては、Macで非純正の子機を使うで詳しく紹介しています。LANケーブルでダイレクト接続できる便利な子機です。