■11b混在時の検証
先回のレポートにて、11bと同時通信を行ったときの無線LANの実効速度をレポートしました。このときは、IPマスカレードを利用していないときの実効速度でしたので、今回はIPマスカレードを有効にした場合の実効速度を計測してみることにしました。予想としては、11b混在時の速度自体が遅いので、IPマスカレードによる負荷は速度に影響しないと思われます。
まず、モードの確認です。802.11gプロテクションは、もちろんOFFにしておきます。
調査を行うまえに、11bでファイル転送を開始しておきます。ここで利用したファイルは100Mなので、11bの場合かなり時間がかかります。
この環境で11gの実効速度を計測します。
887~1005Kbytes/sec.ですから、7.0~8.0Mbpsとなります。IPマスカレードの負荷をかけない先回の調査では6.6~9.2Mbpsでしたので、殆ど同じということになります。やはり予想した通りでした。