資格試験・検定はディープなおもしろネタの宝庫

7月も下旬に入り、全国の小中学校はいよいよ夏休みシーズンに突入しましたね。夏休みといえば海水浴、山登り、花火大会、そして夏休みの「宿題」……。

私の小~中学生時代は、夏休みの「自由研究」のテーマを何にしようかと毎年非常に悩んでいた記憶がありますが(何でもアリだといわれると逆に迷ってしまうタイプです)、これは今の時代のお子さんにも共通する普遍的なお悩みなのではないでしょうか。

ということで今回は、「夏休みの自由研究のヒントになりそうな資格・検定」と題しまして、自由研究のテーマにふさわしいネタやヒントが見つかるかもしれない資格・検定についてご紹介したいと思います。

資格・検定とはそもそも、「ある特定の分野やテーマについてかなり深く掘り下げて知識を問う」もの。自分の得意分野だと思っているつもりの分野の検定試験をいざ実際に受験してみると、想像以上に広い・深い内容が問われて「こんなに奥深い世界だったのか!」とあらためて思い知った、というような経験はあなたにもないでしょうか?

資格・検定の公式テキストや過去問題は、まさにこのようなディープなネタ、オモシロ豆知識の宝庫です。今回ご紹介する資格は試験日がちょうど夏休み期間に設定されている試験というわけではありませんが、公式テキストを購入して読んでみるだけでもいろいろな新しい知見や発見が得られ、自由研究ネタのヒントも数多く得られるはずですよ。

科学検定

科学検定

科学検定

インターネットで受験でき、7級(小学校低学年向け)から3級(中学~高校向け)まではなんと無料で受験可能な「科学検定」。

無料で受験できるタイプの試験って内容的にはそんなに大したことはないのでは? と思われるかもしれませんが、なかなかどうして、非常に興味深い気付きが得られる検定です。

物理や化学の単純な知識量だけを問うような内容ではなく、身近な物質や現象などについて「これはなぜこうなっている?」「これをもしこうするとどうなる?」といったことをあらためて考えるヒントになるような内容が学べるんですね。

たとえば「体温計で室温を測ることはできる?」「電子レンジで水は温められるのに氷は溶かせないのはなぜ?」という疑問に対して、あなたは明確な理由をつけて説明できますか?そんな「身近に潜む『なぜ?』」を見つけ、考えるためのヒントになる検定です。

【試験情報】
  • 受験資格 特に制限なし
  • 試験地 インターネットに接続できればどこからでも受検可能
  • 試験日程 7月、12月
  • URL http://www.kagaku-kentei.jp/

日本農業技術検定

自由研究のテーマとしてよく挙げられるもののひとつが、植物の観察日記などの栽培・園芸分野ですね。家庭菜園やガーデニングなども面白いですが、もう一歩進んで、農業をちょっと専門的に学んでみるというのも面白いのではないでしょうか。

日本農業技術検定」は年間2万人以上が受験している検定で、農業を学ぶ学生や農業を仕事にしたい人を主な対象としていますが、小中学生でも興味があれば十分チャレンジできる内容です。

ひとくちに農業といっても栽培・畜産・花卉・造園・食品など幅広いテーマを取り扱っているので、まずは興味のある分野から学びを深めてみてはいかがでしょうか。

【試験情報】

山の知識検定

山の知識検定

山の知識検定

2016年から新しい国民の祝日として8月11日が「山の日」に制定されましたが、夏休みには山登りやキャンプに出かける、というご家庭も多いのではないでしょうか。

山岳地域の地形や気象・動植物など、山は自然に関する研究テーマの宝庫。どうせ山に出かけるなら、山にまつわるあれこれを夏休みの自由研究に絡めてしまうのも面白いと思いますよ。

山の知識検定」では、他にも、山を安全に楽しむための遭難防止やレスキューに関する知識、地図の読み方や観天望気のノウハウなども身に付きます。山好きの方にはぜひお薦めしたい検定です。

【試験情報】
  • 受験資格 ブロンズコース・シルバーコース…特に制限なし ゴールドコース…シルバーコース合格者
  • 試験地 東京・大阪・名古屋
  • 試験日程 11月
  • URL http://yama-kentei.org/

 

天文宇宙検定

天文宇宙検定

天文宇宙検定

夏休みのレジャーとして、天体観測もいいですね。毎年夏頃には「ペルセウス座流星群」が極大となり、自由研究のテーマとして選ばれることも多いようです。今年2017年は8月12日の夜半から13日の明け方が見ごろだそうですよ。

天文分野の検定としては、「天文宇宙検定」がお薦め。物理学や天文学の知識や、最先端の宇宙研究といった学術的な内容のみならず、古代の天文知識や、マンガなどに出てくる架空の天体(『ドラゴンボール』の界王星など)などに絡めた問題も出題される、非常に面白い内容です。

そして、成績優秀者には抽選でなんと双眼鏡や家庭用プラネタリウムなどの天文グッズが当たるほか、合格者には松本零士先生の「銀河鉄道999」オリジナルイラスト付き合格証が授与されます!これは天文ファンなら受けるしかないですね!

【試験情報】
  • 受験資格 4級・3級・2級…特に制限なし 1級…2級合格者
  • 試験地 札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・福岡・沖縄
  • 試験日程 10月
  • URL http://www.astro-test.org/

天気検定

近年は記録的な大雨・ゲリラ豪雨・猛暑など、天気・気象にまつわるニュースがメディアを賑わせていますが、このようなテーマに興味を持って、ちょっと勉強してみようかなと思っている小中学生も増えているのではないでしょうか。

天気検定」は、天気にまつわる科学的知識から雑学まで、天気に関するあらゆることを問う検定。公式テキストはさながら「お天気の雑学集」という感じで、予備知識なしでも読み物として楽しく読める一冊ですよ。

また、天気にまつわる資格として有名な「気象予報士」は超難関試験でありながらも、中学生の合格者がしばしば出ることでも話題になる資格。それだけ天気に興味を持って深く学ぼうとする小中学生が増えてきているということなんでしょうね。

【試験情報】
  • 受験資格 特に制限なし
  • 試験地 東京・大阪
  • 試験日程 6月、12月
  • URL http://www.tenki-k.com/

各種ご当地検定

夏休みの自由研究といえば「理科」系の分野を思い浮かべがちですが、郷土の歴史や地理など「社会」系のテーマからアプローチするのももちろんアリですね。

地元のことを学ぶのにピッタリなのが、全国各地に存在している「ご当地検定」です。たとえば京都の「京都・観光文化検定」、東京の「東京シティガイド検定」「江戸文化歴史検定」、大阪の「なにわなんでも大阪検定」などですね。
地元に長年暮らしていても意外と知らない、歴史・産業・自然などに関する知識をあらためて学び直すことができるとともに、「もっと深く調べてみたい!」と思えるテーマを見つけるヒントにもなるはずですよ。

合格者は地域の施設やお店で優待を受けられる特典が設けられている検定もあるので、この機会にぜひ地元のご当地検定をチェックされてみては。

その他、資格名だけ挙げますと、「生物分類技能検定」「天然石検定」「きのこ検定」「こども環境管理士」「考古検定」「無人航空従事者試験(ドローン検定)」「3Dプリンター活用技術検定」といった検定もお薦めです(今の時代、3Dプリンターで工作しちゃうというのも面白そうです!)。ぜひ、楽しみながら自然や郷土にふれるきっかけとしてみてくださいね。
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