無線LAN[WBR-G54]試用記6
WBR-G54のファームVer.1.13検証
【目次】
Page1:Ver.UPの概要
Page2:バージョンアップ方法
Page3:無線LANの速度検証
Page4:11b混在時の速度検証
Page5:802.11g プロテクション機能の検証
■Ver.UPの概要
2003年3月26日にIEEE802.11gのアクセスポイントWBR-G54のファームウェアがVer.1.13にバージョンアップされました。このバージョンアップにより次の点が改善されたとされています。
・無線モードの変更で「11g(54M)/11b(11M)-Auto」の動作を「11g(54M)/11b(11M)-Turbo」と統合。これにより、11bとの互換性を高めつつ混在使用時の急激な速度低下を避けることができる。
・「802.11g プロテクション」機能の追加。この機能は、11bとの混在の環境でIEEE 802.11gのスループットがIEEE 802.11bより落ちてしまう場合に利用する。ただし、11g単体使用の場合は11bを抑制する信号を出す分遅くなるので利用は避けるべき。
今回の検証では、上記の2点を検証してみたいと思います。なお、以前指摘したルータ部のボトルネックの問題に関しては次のガイド記事で再検証してみたいと思います。