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日本のホラー映画 本気で怖い7選&笑える5選!

ホラー映画を日本の作品に絞っておすすめします! ジャパニーズホラーと呼ばれ、国内外でも高い評価を得ている日本のホラー映画。本気で怖い映画が観たい人におすすめの7つの傑作ホラーと、ちょっと笑える5つのホラー邦画作品をご紹介します。

ヒナタカ

執筆者:ヒナタカ

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日本のホラー映画でおすすめの作品

ホラー映画のおすすめ作品

ホラー映画のおすすめ作品

日本のホラー、いわゆるジャパニーズホラーは国内外でも高い評価を得ています。ここでは本気で怖い映画を観たいときにおすすめの7つの傑作ホラーと、「もはや笑いを取りに行っているだろ!」とツッコミたくなってしまう領域に足を踏み入れてしまった5つの作品をご紹介します。
   

本気で怖い日本のホラー映画7選!

1. 『リング』

 まずは超有名なこちらを。観ると一週間後に死んでしまうビデオという“逃れられない”恐怖は今でも色褪せない魅力と恐ろしさがあります、貞子という人物の謎を追うミステリー要素、悲劇的な過去の物語、原作小説とは違う終盤の衝撃の展開など、ジャパニーズホラーを代表するだけのことはある面白さに満ちています。また、テレビドラマ版『リング 完全版』はより原作に忠実で面白い映画なのですが、DVD化されていないのですね……こちらも機会があればご覧になって欲しいです。
 

2. 『呪怨』(オリジナルビデオ版)

『リング』の貞子と双璧をなすジャパニーズホラーのキャラクター“伽椰子”および“俊雄”はこの作品で生まれました。今ではお笑い系のパロディにもなっている2人ですが、この作品では本気で怖い!。伽椰子はいわゆる“ヤンデレ”な理由でバケモノ化するのですが、その理由が“理解できない”ものであるからでこそ恐ろしいです。時系列を前後させながら人物ごとに描く構成も実に効果的。精神にクるホラーが観たければ、ぜひ。
 

3. 『オーディション』

 これは怖い!本気で怖い!前半は“映画のオーディションを利用して再婚相手を探す”という一風変わったラブストーリー……かと思いきやその出会った女性の本性があらわになってからは、阿鼻叫喚としか言いようのない地獄絵図がぶっ続きます!あの“針”を使いながらの「キリキリキリキリ……」という“嬉しそうな声”は一生のトラウマになるレベル!映画という媒体ならではの“観続けるしかない”恐ろしさが極に達っした映画と言えるでしょう。R15+指定ですので、お子様はご覧になりませんように!
 

4. 『クリーピー 偽りの隣人』

とにかく香川照之演じる隣人がイヤすぎます!ただ怪しいというだけでなく、少しの愛想の良さを見せたかと思いきや、急に態度を豹変して、理不尽なことで怒鳴ったりするんだもの……。“お隣さんと何とか折り合って付き合うしかない”という、日本人らしいコミュケーションを“しなければならない”ということも、恐ろしさにつながっていきます。ホラーというよりもサスペンスまたはファンタジーよりの作風ではありますが、幽霊やモンスターよりも“人間の闇”が真に怖いと思い知らされるのは間違いありません。
 

5. 『回路』

次々と、人々が自殺をするか、または“黒いシミ”になって消えていくという恐怖が描かれた作品です。特筆すべきは不可解な現象の“理由”が、作中ではっきりとは示されないこと。その曖昧さと不確定さこそが、恐ろしさにつながっているのです。すっきりはっきりしない作風が苦手な方には向かないのかもしれませんが、個人的にはこういう哲学的な作風、終末感の漂う世界観は大好きなのでかなり気に入りました。“孤独”と“人のつながり”というテーマは、どなたにとっても共感しやすいでしょう。
 

6. 『残穢【ざんえ】−住んではいけない部屋−』

 ある怪談について“謎”が提示され、さまざまな証言をもとにその真実を暴き出す、という“探偵もの”のような面白さのあるホラーです。科学的に証明できないものの代表であるような怪談を、論理的な推理で追っていくというのが、本作の最大の見所でしょう。大きな音で驚かせるような“コケオドシ”はほぼ皆無、ジャパニーズホラーらしい、じわじわと来る恐怖を存分に味わえました。
 

7. 『震える舌』

 “破傷風”を題材とした作品です。今では聞くことが少なく、発症率もとても低くなっているのですが、本作を観るとすさまじく恐ろしい病気であることがわかるはず。その症状はホラーと呼ぶにふさわしいものであり、子役の演技も素晴らしいのでグイグイと引き込まれました。とても凄惨で気が滅入る内容ではありますが、重い病気に立ち向かう、家族の物語として観てもらいたいです。
 

日本のホラー映画5選!思わず笑ってしまう域に達した作品

1. 『エクステ』
 

怖いというよりは気持ち悪い、気持ち悪いと思う前に笑ってしまいそうな“髪のバケモノ”が大活躍するホラーです。何がすごいって、「ヘアーヘアー♪マイヘアヘアー♪」というオリジナルソングを歌う大杉漣!本当に超きもちわるい!(褒めています)また、子どもを虐待してしまう親の描写もあり、そちらはシリアスかつ、マジメに怖かったりします。栗山千明のファンも必見ですよ。

 

2. 『カルト』

 “本当にあった記録映像”っぽく見せかけた、いわゆる“フェイクドキュメンタリー”です。序盤はアイドルが出演する心霊番組としてなかなかのリアリティがありますが、中盤からは“ネオ”と名乗る良い意味でうさんくさい霊媒師が登場!凶悪な怨霊VS.最強の霊能力者のバトルが幕を開けるのです!「ゴーストを俺の手で退治してやる!」な少年マンガ的楽しさが満載でした。

 

3. 『エクスクロス 魔境伝説』

 最近思いっきり笑っていないなーと思って思っている方におすすめなのがこちら。中盤まではちゃんとしたホラーらしく、同じ時系列の違う登場人物の行動を“章立て”で見せていくのも面白い……と思っていたら、中盤からはロリータファッションの殺人鬼が登場! 鈴木亜美VS小沢真珠の頂上決戦が始まってからは、彼女たちの持っている“武器”のすさまじさも相まって、腹がよじれるほどに笑いました。ヒロインが頼りにしている電話の相手に、『24 -TWENTY FOUR-』などで有名な声優・小山力也さんを起用しているのも最高です。オチも「これしかない!」というもので超良い!

 

4. 『貞子3D』

 正直に申し上げて、演出と物語はヒドい有様です。脅かすシーンは全部「ドーン!」と巨大な音が鳴る系でびっくりするだけ、展開はツッコミどころ満載、肝心の“呪いの動画”の映像が怖くも何ともなんともないなど、マジメにホラーとして評価をするのであれば0点でした。しかし、終盤の衝撃(笑撃)の展開がすごすぎる!「ホラーとギャグは紙一重」とよく言いますが、これはもう笑いが99.99999%くらいを占めていました。原案の『リング』および貞子というキャラに対しても失礼千万な内容ですが、ここまで振り切っていたらむしろ楽しいです。画面を指差しながら「くだらねー!」と笑いたい方に超おすすめです。
 

5. 『貞子VS伽椰子』

 『リング』の貞子と『呪怨』の伽椰子のバトルが勃発!元々はエイプリルフールの企画であったくらいの“小学生の妄想を実現!”な企画なのに、まさかこんなにも面白い映画になるなんて!呪いから簡単には抜け出せない死の恐怖を描きながらも、予測不能な笑いの瞬間風速がすごいことになっています。個人的にはジャパニーズホラー史上もっとも大好きな作品になりました。そして“衝撃”という言葉が似合い過ぎなラスト!鑑賞後に後ろの座席を見回すと、みんなが幸せそうに笑っていたのが忘れられません!
 

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