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高校生のビジネスプランを募集!日本公庫の起業教育

日本政策金融公庫は、全国の高校生を対象に「創造力、無限大∞ 高校生ビジネスプラン・グランプリ」を開催。2017年で5回目となり参加生徒数が年々増加している同コンテストの、その魅力や応募方法を紹介する。

執筆者:All About 編集部

 高校生の柔軟な発想から生まれるビジネスプランを募集

画像は公式サイトより

画像は公式サイトより

日本政策金融公庫(以下、日本公庫)が、全国の高校生を対象にしたビジネスプランコンテストである「創造力、無限大∞ 高校生ビジネスプラン・グランプリ」を開催。高校生ならではの創造性あふれるビジネスプランの募集を開始した。実社会で求められる「自ら考え、行動する力」を養うことのできる起業教育を推進することを目的とする同コンテストは、2017年で5回目の開催となる。

2017年7月3日(月)に応募エントリーを開始。エントリーシートの締め切りは2017年9月15日(金)までだ。その後、ビジネスプランシートの提出があり、書類選考を経てファイナリスト10組が決められ、2018年1月7日(日)に最終審査が開催される。


高校の授業ではなかなか受けられない学習を

高校生らしい発想で

 

ビジネスプランの作成やプレゼンテーションスキルを学ぶチャンスは、普段の高校生活では多いとは言えないだろう。同コンテストでは、ただビジネスプランを募るだけではなく、プランを作成し発表するうえで必要なスキルをレクチャーするオンライン講座や出張授業を行っている。

大規模公開オンライン講座MOOCが提供するウェブサイト「gacco」では、同コンテストの推奨講座を配信。オンライン講座「ビジネスプランをつくってみよう」にて、「売れる商品・売れるサービスとは何か」や「お金の出入りを管理する」などビジネスプラン作成に欠かせない基礎を動画で学ぶことができる。出張授業は希望する高校向けに無料で実施され、ビジネスプランの作成をサポートする。「ビジネスとは何か?」といった前提知識を始め、実際にビジネスアイデアを考えていく際のポイント・発想法などを説明したり、事例を用いて世の中のニーズを満たすアイデアが生まれるまでの流れを体感する授業内容となっている。

また、応募された全ビジネスプランに対し、評価点や今後の課題などのフィードバックコメントが返却される。学生のうちから、起業や世の中の仕組みに関心を持つきっかけができそうだ。


2016年に優勝したビジネスプランとは

2016年度の高校生ビジネスプラン・グランプリ(第4回)ではエントリー総数2662件、参加校数324校、参加生徒数7520名と、いずれも過去最多となった。

優勝を果たしたのは大阪府立三国丘高等学校のビジネスプラン「ビビック~安全な蚊よけ商品開発ブランド~」。フィリピンでは蚊が媒介するデング熱などの感染症が深刻な問題となっている。そこで、現地の材料を用いて、蚊が嫌がるにおいを発する植物であるレモングラスとシトロネラのオイルを使用した洗濯洗剤とブレスレットを製造。手洗いが一般的な現地の習慣を考えて、肌に優しい素材を採用した。生活に欠かせない家事が蚊除けになるという斬新なプランだ。このチームはフィリピンへのフィールドワークを通じて高校生が自ら問題の所在を発見し、仮説・効果検証を行ったうえで新商品を提案するというゼロからチャレンジする姿勢が評価され、グランプリを受賞した。


人々の生活や世の中の仕組みをより良いものに変える創造性や、地域の課題や環境問題などの社会的な課題を解決する発想が求められる「創造力、無限大∞ 高校生ビジネスプラン・グランプリ」。今年はどのようなプランが飛び出すのだろうか。


【応募方法】
2017年9月15日(金)までに専用エントリーページより応募登録。
詳しくは「創造力、無限大∞ 高校生ビジネスプラン・グランプリ」の応募ページより
https://www.jfc.go.jp/n/grandprix/guide_apply.html

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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