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1000BASE-T試用記(3) 1000BASE-Tの実効速度2(3ページ目)

先回は、とりあえず1000BASE-Tのスループットを掲載しましたが、今回は環境を変えて詳しく再検証してみたいと思います。1000BASE-Tのスループットの実際は、如何に!

岡田 庄司

執筆者:岡田 庄司

LAN・無線LANガイド

FTPでの実効転送速度は?

いままでは、Microsoftネットワークを利用してきましたが、FTPではどうでしょうか。次のようにして実効速度を調査してみました。

(FTPサーバ IISを利用)
CPU:1.2GHz+IBMのHD
       ↓
CPU:1.33GHz+富士通のHD
(MS-DOSのFTPコマンドでget)

今度は、再起動後、数回連続して計測してみました。したがって、リストの2行目以降はキャッシュが効いていますので参考値としてみてください。

・1回目調査

7.12Seconds→112.4Mbps
5.34Seconds→149.8Mbps
4.90Seconds→163.3Mbps
5.18Seconds→154.4Mbps
4.80Seconds→166.7Mbps

・2回目調査

6.34Seconds→126.2Mbps
5.74Seconds→139.4Mbps
5.88Seconds→136.1Mbps
5.11Seconds→156.6Mbps

再起動直後のデータの平均は、116.3MbpsでMicrosoftネットワークより高速です。これ は、Microsoftネットワークによるデータ転送よりも、FTPによる転送の方が負荷が少ないからでしょう。 これからすると、ネックになっていたのはハードディスクだけではなく、プロトコルも関係していたことが分かります。

 

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