プリントサーバー試用記(1)
「プリントサーバーとは」
今回からのクローズアップは、プリンタサーバーに関しての連載を行います。まず、今回は「プリンタサーバーって何?」「どんなことに役立つのか?」といった疑問に答えていきたいと思います。
プリンタをネットワーク上のコンピュータで共有するにはプリンタサーバーを利用すると便利です。通常、ネットワーク上のプリンタを使うには、常時電源を入れたコンピュータに接続しておく必要があります。その際、もしコンピュータの電源を切ったりコンピュータがハングアップするなどの支障が出た場合は、印刷することができません。しかし、共有したいプリンタをプリンタサーバに繋げプリンタサーバをネットワークにつなぐことでネットワーク上の全てのパソコンでいつでもプリンタを利用できるようになります。また、多くのプリンタサーバには印刷データを一時的にためておくキャッシ機能がありますから、印刷時にパソコンが早く解放されるという利点もあります。
プリンタサーバーといっても、大げさなものではありません。ここでは、メルコのLPV2-TX/T1を例に取って概略や使い方を説明していきましょう。同製品は、TCP/IPプロトコルを利用したプリンタサーバーです。従来は、Windows XPで正式にサポートされていないNetBeuiプロトコルの利用が主流だったのでかなり使いやすくなっています。
(注)写真はクリックすると拡大することができます。
・製品のパッケージです。個人的にはTCP/IP完全対応と銘打った方がいいのにと感じています。続きは、次のページをどうぞ。