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無線子機間通信の実効速度は? MELCO無線LAN試用記(9)(2ページ目)

今回は、子機(WLI-USB-L11G)を2台用意して子機間通信つまりアドフォックモードの実効速度を計測してみました。結果は? さぁお読みください。

岡田 庄司

執筆者:岡田 庄司

LAN・無線LANガイド

つぎに、無線子機のセットアップです。セットアップは、それぞれのコンピュータ上で以下のように行います。

●スタートメニューからクライアントマネージャを起動する。
このとき、双方のコンピュータにクライアントマネージャをインストールしておく必要があります。

クライアントマネージャの起動

●「手動設定」を選択する。

手動設定の選択

●双方の「通信モード」を「無線LANパソコン間通信」に「無線チャンネル」を「14」に設定する。
無線チャンネルは、双方のコンピュータが同じであればどのチャンネルでも結構です。

モードとチャンネルの指定

●[OK]ボタンを押す。
アドフォックモードには、アクセスポイントを使うときのように相手の機器を電波で検索するような操作はありません。
設定はこれだけ!

●Wep(暗号)を指定する。
今回はテストということで暗号は指定してありません。アドフォックモードは、チャンネルが合えば誰でもネットワークに侵入できますから、実際は暗号を設定してください。もちろん、暗号化のキーは同じものを利用します。

Wepの指定

このあと、以下のように「接続先を変更しています」と表示されます。

このように表示される

これで、無線子機のセットアップは終了です。あっけないほど簡単でした。しかし、まだ設定は残っています。次に、IPアドレスの割り振りと、ホストとなるコンピュータのIPアドレスを調べなくてはいけません。

●「マイネットワーク」を右クリックし、「プロパティ」を選択する。

●「ローカルエリア接続」アイコンを右クリックし「プロパティ」を選択する。
左に×のついた「ローカルエリア接続」アイコンがありますが、これはNICのものです。今回はLANケーブルを抜いてありますので、接続不可ということで×がついています。

これからIPアドレスの設定

●「インターネットプロトコル(TCP/IP)」をダブルクリックする。
選択して「プロパティ」ボタンを押しても結構です。

TCP/IPをダブルクリック

●IPアドレスを割り振る。
今回はWindows2000上でテストしていますので、IPアドレスを自動的に割り振るDHCPが働いています。そのため、「IPアドレスを自動的に取得する」を選択しました。
オペレーティングシステムがWindows98/Meの場合は、「次のIPアドレスを使う」オプションを選択し、たとえば「192.168.0.2」「192.168.0.3」などと、ほかと重ならないようにプライベートアドレスを各コンピュータに割り振ります。その際のサブネットマスクはすべて「255.255.255.0」とします。

DHCPがあるときは自動取得

これで、IPアドレスの割り振りも終了しました。ホストとなるコンピュータのIPアドレスを調べてみましょう。

●スタートメニューのアクセサリから「コマンドプロンプト」を表示して「IPCONFIG」と入力する。

ホスト側IPアドレスの調査

これで、ホスト側のコンピュータのIPアドレスが「169.254.90.123」であることが分かります。なお、DHCPが有効なときは「IPCONFIG /ALL」と入力すると、「DHCP Enabled.....Yes」と表示されますので参考にしてください。

DHCP機能は有効か?

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