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高齢の親へのプレゼントはシルバー人材センター利用?

離れて暮らす高齢の親の日常生活が心配、共働きで家事をしている時間が取れない……ときは、シルバー人材センターに作業を依頼してみては?リーズナブルな料金で家事代行を依頼できます。リタイアした後は、センターの会員になって依頼される側になることもできて、今も将来も使えます!

執筆者:小川 千尋

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1時間1000円~1600円程度と料金はリーズナブル!

食事はちゃんと食べているか、掃除や洗濯はしているか、買い物に行けているかなど、離れて暮らす高齢の親の日常生活が心配な40代~50代の人もいるでしょう。しかし、そう頻繁に実家に様子を見に帰るわけにもいきませんよね。また、我が家は共働きで家事に費やす時間のやりくりが難しいので、誰かに頼みたいときもあります。

そんなニーズに応えるべく、家事代行業者が増えています。民間業者は会社や作業内容にもよりますが、1時間3,000円以上で2時間からなど、お高めです。1回だけの依頼なら、親へのプレゼント、自分へのご褒美と考えることもできますが、定期利用となるとどうでしょう?少しでも安い方がいいですよね。そんな際に使えるのがシルバー人材センターです。

同センターは、高齢者が働くことを通じて生きがいを得るとともに地域社会の活性化に貢献する組織で、全国の市区町村ごとに設置されています。営利を目的としていないので、家事的な作業は1時間1,600円程度のリーズナブルな料金で作業を依頼できます。登録スタッフは原則60歳以上なので、危険・有害な作業は断られますが、一般的な家事は大丈夫です。

筆者の母は生前、庭の草むしりや不用品の整理作業で、同センターをよく利用していました。共働きだった姉も、現役時代は草むしりを頼んでいました。

リタイア後は、依頼される側になることもできる

同センターは、依頼される側になることもできます。リタイア後、再就職やパート勤務といった形態では働きたくないけれど、働くことは続けたい場合は、スタッフとして登録するといいでしょう。住まいの市区町村に設置されたセンターに連絡してください。

入会条件は、原則60歳以上の健康で働く意欲がある、同センターの趣旨に賛同できる、入会説明を受けて入会申込書を提出する、定められた会費を納入する(松戸市の場合、年2,400円)の4つ。特に難しい条件ではありませんね。会員になると、「自主・自立、共働・共助」の理念のもとに、自分の体力・能力、希望に応じて働けます。依頼者が払った料金から、センターの運営費などを除いた金額を配分金として受け取れます。

得意なことやできること、やりなれたことで世の中の役に立てて、(そうたくさんではなくても)お金が稼げて一挙両得ですね。今は依頼する側として、将来は依頼される側として活用しましょう。

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