楽しみで「浮き足立つ」は正解? 意外と多い言葉の間違いはコレ!

楽しみで「浮き足立つ」は正解?

うっかり恥をかかないためにもこんな正反対の使い方には気をつけたいものですね

敬語や慣用句など、言葉の間違いにもいろいろあります。また、同じ間違いでも、響きが似ているための言い間違い、意味の取り違えなど、間違いの中身もさまざまです。

しかし、知っているつもりで使った言葉の意味が違ってしまうというのは、意味が通じない、あれっと思われるだけでなく、うっかり恥をかいてしまうことにもなりかねません。

そんな今でも多い誤用例の3つを見てみましょう。
 

つぎの言葉の意味、正しく理解していますか?

【1】浮き足立つ
【2】噴飯もの
【3】名前負け
 

正解と誤用例は以下の通り

【1】浮き足立つ
×浮き浮きして落ち着かなくなる
○不安や恐れで落ち着きを失う。逃げ腰になる。

<解説>
「明日はデートだとか言って、すっかり浮き足立っている」のように使うのは誤りです。「落ち着きがなくなる」という点は同じでも、正しくは、不安や恐れを感じて落ち着きを失う、逃げ腰になるという意味です。

ですから、「相手のあまりの勢いに(負けるかもと感じて)浮き足立つ」などの使い方が正解です。

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【2】噴飯もの
×腹が立つこと
○がまんできずに笑ってしまうこと

<解説>
「腹が立ってしょうがないといった感じで、噴飯ものだった」は間違い。ひどく腹が立つ意味の「憤慨」と似ているための誤用でしょうか。

正しくは、あまりにおかしくて、食べかけの飯をこらえきれずに噴き出してしまう意から「噴飯」ですから、「彼の様子は噴飯ものだった」(おかしくて笑っている光景)が正しい使い方です。

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【3】名前負け
×名前を聞いただけで、気後れしてしまうこと
○名前が立派すぎて実物が相当しないこと

<解説>
「相手選手にすっかり名前負けしそうですが、相手に名前負けしないようがんばりたい」などというのは、誤りですね。相手にではなく、自分の名前が立派すぎて、中身(実物)がそれに追い付かないことというのが本来の正しい意味です。

相手の勢いに圧倒される、相手の名前を聞いただけで気後れしてしまう意味に勘違いしてしまうこともあるようです。これでは、意味がごちゃごちゃになってしまいますから、こんな誤用には注意したいものですね。
 

よく使う慣用句は、改めて意味を見直すことが大切

いかがでしょうか。案外知っているようで知らなかったり、間違えて覚えていていたりしてドキッするものが中にはあるかもしれません。

このような間違いは大勢の前で発言する際などは、特に誤用が目立ってしまい、とんだ恥をかきかねません。

言葉づかいは、間違いを気にしてばかりで萎縮してしまうことはよくありませんが、うろ覚えであったり、よく使う慣用句などはときには意味を見直してみることで、このような誤用は防ぐことができますね。

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