確実にテストの点数が上がる!魔法の勉強法

家で勉強したときは「わかった」のに、テストになるとなぜか「できない」。こんな歯がゆい思いをしている中学生はいませんか?残念ながら、それは「わかったつもり」になるだけの勉強の仕方をしているからなのです。

「わかったつもり」で終わらない、確実にテストの点数が上がる魔法の勉強法を紹介しましょう。

塾生の9割が成績アップした勉強法とは?

まずは、私の塾生の模擬テストの偏差値の変化をまとめたグラフを見て下さい。実に9割の生徒が偏差値が5以上、上がっていることがわかります(入塾後、最初の模擬テストの5教科の偏差値を、それぞれ2回目、3回目、過去最高の偏差値から引いて算出)。

「間違い直し」をするだけで、9割の塾生が偏差値アップ!

「間違い直し」をするだけで、9割の塾生が偏差値アップ!


中には偏差値が20近く上がっている子もいます。こうやって取り上げると、「ものすごい量の問題を解かせるといった何か特別なことをやっているからでは?」と思う方もいるかもしれません。

しかし、この間にやったことと言えば、間違えた問題をもう一度解き直すこと、つまり「間違い直し」だけです。成績を上げるために大切なことは、この間違い直しをいかに丁寧にやるかということなのです。

赤ペン記入は、「わかったつもり」になるだけの間違った勉強法

問題集の間違えたところは赤ペンで答えを書き込む。こんな勉強の仕方をしている中学生が多いようです。

多くの学校では、そのように問題集を解くように指導しているようです。しかし、赤ペンで答えを書き込んでも、それはただ答えを写しただけですから、「わかったつもり」になるだけで、学習効果はほとんどありません。

そこで、そうならない間違い直しの仕方を紹介しましょう。

中学生のための「間違い直し勉強法」3つのルール

まずは、()埋め問題や一問一答形式の問題集を用意しましょう。そして、次の手順で問題集を解きます。

1.解答を見ながら、問題文を読んで答えを一通り言ってみる
2.解答を伏せて、問題集に書き込んで解く
3.答え合わせをして、間違い直しをする
(間違っている問題にはチェック印だけをうち、答えを赤ペンで書き込まない)

問題集は一度解いて、それでおしまいというものではなく、問題集を解きながら学力を付けることが効果的な問題集の使い方なのです。そのためにも、まずは、答えを一通り言えるかどうか確かめてから解くようにしましょう。

そうすることで、できる問題がぐっと増えるはずです。これは自信にもつながりますし、その分、間違い直しも少なくて済むので、まさに一石二鳥の効率的な勉強法なのです。

テストで間違えた問題は、どのように直していくか

間違い直しで大切なことは、どんな問題をなぜ間違えたのかをわかるようにして、次に、同じような問題を解いたときに間違えないようにすることです。

■悪い間違い直しの例(答えしか書いてない)
(1).エ

このように答えしか書いてないようでは、何をどう間違えたのかさっぱりわかりません。ですから、間違い直しは次のようにやりましょう。

■良い間違い直しの例(問題文と答え、解説などが書いてある)

(1).次のア~エのうち、鎌倉幕府で将軍を補佐する役職は何か。
ア.守護 イ.老中 ウ.管領 エ.執権  
答えエ.執権(老中は江戸時代、管領は室町時代)

大切なことは、どんな問題をなぜ間違えたのかがわかることです。そのためには、問題文と答え、解説や注意事項などを書くことが大切です。

間違い直しは、まずは、ノートに日付、ページ数、単元名を書こう。そして、数学なら途中の計算式、地理の場合は地図を描くなど、次、間違えないようにするにはどうしたらよいかを意識して直しをすることが大切。

間違い直しは、まずは、ノートに日付、ページ数、単元名を書こう。そして、数学なら途中の計算式、地理の場合は地図を描くなど、次、間違えないようにするにはどうしたらよいかを意識して直しをすることが大切。


また、数学の場合は、式や解き方を図やイラストなどに表し、正しい手順で計算をしましょう。このとき、答えにたどり着くまでの過程がよくわかるように、途中の計算式を書くことが重要です。

地理の場合は、地名だけでなく、場所もわかるように地図を描いて、そこに書き込むようにしましょう。

英語の場合は、
・彼女はテニスをしません。
She doesn't play tennis.
(sheは三人称単数なので、don’tではなくdoesn’t)

と、英文だけでなく日本語訳や注意点も書くことようにしましょう。

この勉強法だけで、なぜここまで成績が上がるのか?

さて、間違い直しをするだけで、どうして成績が上がる(点数が取れるようになる)のでしょうか。これには学習心理学や脳科学の研究でわかっている、効果の高い勉強の仕方が関係しています。

その一つが、「テスト効果」と呼ばれるアウトプットを重視した勉強法です。

「覚える」というと知識を頭に詰め込むというイメージが強いかもしれませんが、正確には、思い出せるようになることを意味します。ですから、問題を解いて(テストをして)思い出す練習をすることが、最も学習効果が高い勉強法なのです。

「間違い直し」こそが最強のテスト勉強

やってはいけない間違った勉強法から、効果のある正しい勉強法まで、中学生が読んでもよくわかる見開き1ページ完結型の本、おもしろいほど成績が上がる中学生の「間違い直し勉強法」

やってはいけない間違った勉強法から、効果のある正しい勉強法まで、中学生が読んでもよくわかる見開き1ページ完結型の本、おもしろいほど成績が上がる中学生の「間違い直し勉強法」

テスト勉強とは、このように間違えた問題を、次、間違えないようにするにはどうしたらよいかを考えることです。ですから、間違い直しを丁寧にすることが、テスト勉強で最も大切なことであり、最強のテスト勉強の仕方なのです。

「間違い直し」について詳しく知りたい人は、2月にガイドが上梓した『おもしろいほど成績が上がる!中学生の「間違い直し勉強法」(Yell books)』に詳しく書いてあります。

塾生に読ませたところ、「読み出したら止まらない」と好評です。早速、お子さまにすすめてみてください。

■この記事に関連したガイドの書籍
おもしろいほど成績が上がる!中学生の「間違い直し勉強法」(Yell books)
勉強法以前の「勉強体質」のつくりかた(主婦の友社)

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