高校入試の作文は「うまさ」ではなく「ミス」の少なさで得点が決まる

 
高校入試の作文・小論文のポイントを押さえて高校受験を成功させよう

どんな内容の作文でも毎回決まった「型」で書けるようになると、書くスピードが大幅にアップします。


公立高校入試の国語につきものの「作文」。配点が大きく、作文で高得点を取れると合格に大きく近づけます。作文が苦手でも心配はいりません。一般入試の国語で課される作文は内容が浅かったり、表現がつたなかったりしてもOKです。

それよりも「素早く、ミスなくマスを埋めること」が大切です。それでは、素早く、ミスなくマスを埋めるために必要な3つのルールを紹介します。

<目次:高校入試の作文得点アップ対策>  

高校入試の作文得点アップ対策1.文章のテーマに合った作文にする

公立高校入試の国語の入試で出される作文は、与えられた文章や表・グラフに対して考えを述べさせられるものです。

東京都立高校入試のように文章に対して考えを述べさせるタイプでは、最終段落で筆者の意見が書かれているところに線を引きましょう。そして、その線を引いたところに対して自分の意見を述べるようにすると、文章のテーマに合った作文を書くことができます。

筆者がいちばん言いたいことは最終段落にまとめて書いてあります。この、与えられた文章のテーマに合わせて書くというのは重要ポイントです。作文がそれなりにうまくかけていても、テーマとずれていると大きく減点されてしまうからです。

付け加えて言うと、入試でよく出される傾向のテーマは決まっています。それは、「地球環境問題」と「コミュニケーション」についてです。この入試頻出二大テーマの作文・小論文に関しては、入試までに書き慣れておきましょう。

 

高校入試の作文得点アップ対策2.毎回決まった「型」で書く

どんな内容の作文でも毎回決まった「型」で書けるようになると、書くスピードが大幅にアップします。高校入試の作文は、いわゆる「感想文」ではなく「小論文」です。小論文は型にはめやすいので、少し練習すれば楽に書けるようになります。

1段落目 1段落目では自分の考えが筆者の意見(表やグラフが示していること)に反対ではなく賛成であることを宣言します。なぜ賛成の立場で書くのかというと、その方が簡単だからです。反対するには筆者以上に説得力のある文章を展開する必要があり、仮にそれができても加点されるわけではないのでメリットがありません。

次に「確かに~かもしれない。しかし~だ。」という文にあてはめて書きましょう。自分とは反対の考えを「確かに~」で挙げてから、「しかし~」と書き、自分の考えを述べると説得力が出ます。

2段落目 作文では「あなたの体験をもとに」という条件を加えている都道府県が多いです。特に体験を盛り込むことが条件になっていない場合でも、2段落で体験談を紹介することで、1段落で述べた意見が正しいことの証明となるので具体例を書きましょう。都合の良い体験談がなければ多少脚色してもOKです。

体験談のあとに、「このことからも~ということがいえる。」といように、具体例から学んだことを1段落で述べた意見とずれないようにまとめれば完成です。

 

高校入試の作文得点アップ対策3.「ありがちなミス」をしない!

作文の採点は減点式です。うまい表現があっても加点されませんが、ミスがあれば確実に減点対象になります。

「だ・である」調「です・ます」調が混じっている
「だ・である」調か「です・ます」長のいずれかに統一しましょう。

「話し言葉」がある
「でも、だけど」→「しかし」/「なので」→「だから」/「やっぱり」→「やはり」というように「書き言葉」で書きましょう。

漢字のミスがある
よくあるのが「友達」の6~8画目の横線を2本にしてしまうミス。3本です。ただ、そもそも「友達」と書くよりは「友人」と書いたほうが、ミスもなく時間短縮になります。

「事・時・物」が漢字
形式名詞であり、「こと・とき・もの」とひらがなで書きましょう。

マスの使い方ミス
段落最初の1マスは空けて書きましょう。

マスから字がはみ出している
減点対象になるので書き直しましょう。ひらがなのかたちにも要注意です。

さて、いかがでしたでしょうか。3つのルールを守って、最低5年分の過去問に取り組み、書いた作文・小論文を学校の先生や塾の先生に添削してもらい、高得点を取れるようくり返し練習してください。
 
  • 「この文章で筆者は~と述べているが、私もそう思う。」
  • 「この表では~ということが示されているが、私も実感することがある。」
  • 「例えば、部活をしているときに~ということがあった」
  • 「例えば、友達との間で~ということがあった」
  • 「例えば先日、~というニュースが報じられていた」

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