高校受験で子どもが志望校に不合格だったら親はどうするか

高校受験で不合格だった時に親がすべきこととは?

高校受験で不合格だった時に親がすべきこととは?

「もし、子どもが不合格だった時にどうしよう」

受験生をもつ親ならば、このような心配は切っても切り離せません。できれば合格できなかった時のことなんて、考えたくはありません。しかし、受験をする以上、合格できない可能性があることは否定できないでしょう。

今回は、もし不合格になった場合に親がするべきことをテーマにお届けしたいと思います。不合格のときに子どもとしっかり向き合うことは、親子で受験を乗り越えるためにとても大切です。
   

高校受験で「心配事」の起こる確率

何のための受験勉強か

何のための受験勉強か

まず、最初に知っておく必要があること、それは「不安」という感情についてです。当たり前のようですが、最終的に合格できるかどうかは、実際に受験をしてみるまでわかりません。つまり、「不合格になったらどうしよう」というのは、あなたの中にある感情が見せている単なるイメージなのです。

私自身も新米受験パパとして、息子と娘それぞれと、高校受験大学受験と4回経験しました。一番大変だったのは娘の高校受験と息子の大学受験のW受験のときです。「もし子どもが不合格だったらどうしよう。一体なんて話そうか?」自分が受験をした時以上の緊張感や不安が毎日頭をよぎっていました。そんな時に大学教授の友人と話していた際、人生を変える話を聞きました。

米国ミシガン大学の研究チームが行った調査によると、人の未来に関する心配事の80%は、実際には起こらないそうです。実際に起こるのは残りの20%で、そのうちの80%(全体の16%)は、あらかじめ準備していれば事前に解決できるそうです。つまり、手の打ちようがない「本当の心配事」は全体のたった4%にすぎないということ。この話に私はとても勇気をもらい、今までの緊張感や不安が不思議と消えていきました。
 

子どもが高校受験で不合格だった時を考えて親が準備しておくこと

子どもが不合格だった時の心の準備、それは簡単で難しいことです。まずは、子どもが不合格だった時をイメージしましょう。そしてその時に思ったことを正直に話しましょう。

私の場合、子ども2人ともとても頑張って勉強に取り組んでいました。その真摯な後ろ姿にわが子ながら感動すら覚えました。だから「合格でも不合格でも、あなたは自慢の子どもで親子の関係は変わらないよ。むしろ勉強に打ち込む姿に見直したよ」と正直に話そうと思いました。

私の友人をみても、志望校に合格できなかった人は挫折経験を人生の初めの時期に味わっているので、意外とその後の人生で活躍されている方が多いです。結局、人生は棺桶に入るまでわかりませんから。

次に、「不安は最大の楽しみ」という興味深いお話をします。
 

人の心の不思議なメカニズム

前半で「本当の心配事は全体のたった4%」と話しましたが、とはいえ人は誰でも未来に不安を持ちます。それは未来には必ず不確実な部分があるからです。残念ですが、絶対と保証できるものはほとんどないと言っていいでしょう。

しかし、不安になればなるほど、本当はワクワクしているのです。ここに、人の心のとても不思議なメカニズムがあります。例えば行ったことのない外国に行くとしましょう。異国の文化、言葉が通じない地に足を踏み入れる瞬間は、とても不安ですが多くのツーリストは心踊るほどワクワクしているのではないでしょうか。

ジェットコースターもある意味、不安と恐怖の乗り物ですね。冷静に考えると、人はなぜ恐い体験をしにわざわざ遊園地にお金を払って行くのでしょうか。しかし、ジェットコースターを降りた人が、「あ~楽しかった。また乗りたいね」と笑っているのはなぜか。これこそが、人間の心のメカニズムです。

実は不安の裏側には、必ずワクワクがあるのです。そして不安であればあるほど、ワクワクも大きくなります。だから不安が大きい分、期待も大きいと知ってください。子どもの受験に期待する分、不安も大きくなっているのです。
 

親子の真の対話

未来を作る親子の会話

未来を作る親子の会話

心に少し負担がかかる場合もありますが、親が最悪だと感じている時ほど、正面から子どもと向き合ってみてください。今思うと、私は子どもの受験「不合格」というものに一度直面したことで、必要以上に恐れなくなったということもあると思いますが、子どもと向き合うことで、親の自分も心の落ち着きを取り戻し冷静に自分の状態を把握することができるのではないかと思います。志望校不合格は決して人生の失敗でなく学びであることを伝えてあげてください。

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