自動車のバッテリーはどこで買うのが賢い?
バッテリーは車を購入した新車ディーラーや中古車販売店、カーショップやホームセンター、Amazonや楽天などの通販サイトでも購入することができます。バッテリーの値段は容量やサイズ、性能によって変わってきますが、ほぼ同じ仕様のバッテリーでもどこで買うかによって価格は大きく変わってきます。バッテリー本体の値段はざっくりと安い順に並べると、
Amazonなどの通販 < ディスカウントストア < カー用品店 < ディーラー
というのが一般的です。
例えば、大手メーカーの人気バッテリー「60B19L標準車用」を例にあげると、最安値がAmazonで送料込み5000円ちょっとのバッテリーが大手カー用品店だと1万~15000円、ディーラーだと1万5000円~2万円前後かそれ以上(工賃込)という価格でした。
バッテリー交換は自分でできる?
バッテリーの交換は、思っているより簡単にできます。ただし、車によってはバッテリーがエンジンルームではなく別の場所に設置されている場合もあります(ちなみに筆者の車は運転席後ろの収納ボックスの中にあり、ジャンプアップも脱着もやりづらい場所です)。
取り扱い説明書でバッテリーの位置をまずは確認しておきましょう。
■用意するもの
- 作業手袋(軍手でOK)
- スパナ(国産車なら大抵の場合10ミリのスパナでOK)
- 交換用バッテリー
この3点があればOKです。また、端子部分が外しにくい場合に備えて、CRC5‐56やターミナルの内側(バッテリーとの接触面)を磨く紙ヤスリ等あると作業が楽になります。
また、スパナは手のひらに収まるぐらいの短めのものがオススメ。あまり長いと作業がやりづらい場合があります。
■交換の手順
- エンジンを完全に切ります。差し込み式の場合はキーを抜いておきます
- スパナを使って、バッテリーのマイナス端子 → プラス端子の順で外します
※プラス側の端子を外すとき、スパナがマイナス側のバッテリーポールに触れない様に十分に注意して下さい - 固定金具などを外し、古いバッテリーを車から降ろして(重いので注意!)新しいバッテリーを載せる
- 固定金具を取り付けてバッテリーを固定する
- バッテリーのプラス端子 → マイナス端子を取り付ける
手順としては、ごく簡単です。絶対に守るべきことは、
マイナス → プラス → プラス → マイナス
の順番で取り外しと取り付けを行うことです。
要するにバッテリーを外して、新しいものと付け替えるというだけの作業なので、それほど難しいものではありませんが、バッテリーは結構な重さがあるので、慎重に作業しましょう。ぎっくり腰にならないよう!
バッテリーを交換した後の注意点
バッテリーを交換すると、一般的には以下の電装品を再設定します。
- 時計の時刻合わせ、カーラジオの周波数とメモリー設定など
- パワーシートやステアリング位置などのメモリー設定
- ESPなど、警告灯の消灯作業(車種による。大抵はコマンドで消灯可)
- バックモニター、カーナビなどの設定
JAF会員ならバッテリー交換作業が無料
バッテリーあがりは、JAFの救援依頼ナンバーワン
また、意外と知られていませんが、JAFにバッテリーの交換だけをお願いすることも可能です。もちろん会員なら作業費用は無料です(バッテリー代金は実費)。新しいバッテリーは通販などで購入し、用意しておきましょう。自宅に来て無料で作業してもらえるのはありがたいですね。
バッテリーが上がったら交換するしかない?
バッテリーの消耗は、車の乗り方、電装品の数、使用頻度によって大きく変わります。昼間、高速&遠距離走行が多い車では10年間バッテリーを交換していないケースも珍しくありません。逆に夜間のチョイ乗りが多い車では1年で過放電(バッテリー上がり)してしまうケースもあります。バッテリーが上がってしまったらたいていは交換をすすめられますが、充電でしのぐ方法もあります。バッテリーの充電だけならカー用品店やディーラーなどで2000円程度でやってくれます。その後の乗り方に気を付ければ1年近く持つ場合もあります。
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