大豆は「乾燥豆」の状態で販売されている
大豆をゆでる前の手順を解説します
大豆の選び方【大豆の大きさ・種類・乾燥方法】
同じ黄大豆でも粒の大きさや色合いが微妙に違います。
大粒種(煮豆など)、中粒種(豆腐・味噌作りなど)、小粒種(納豆用など)があります。
■種類で選ぶ
黄大豆:一般的な大豆で、クリーム色。最も身近な大豆。料理や味噌作りに。
青大豆:枝豆に似た風味を持つ大豆。皮も実も緑色。甘みと旨みが強い大豆。
黒大豆:おせち料理でもおなじみの黒豆。皮が黒い大豆。食感がしっかりしている煮豆に。
■乾燥の仕方
機械乾燥:機械で乾燥させているので、お手頃価格で手に入ります。
天日乾燥:1ヶ月以上かけて大豆を天日にかけ、じっくり乾燥させた大豆。自然のペースで乾燥させているので、大豆そのもののおいしさが引き出されています。
大豆の選び方・保存方法
形と粒が揃っているものを選びましょう
■大豆を選ぶ
形・粒が整っており、色ツヤのいいものを選びましょう。表面に傷が多いものは避けましょう。また皮が乾燥して破けているものは古いです。食べられますが、水に戻すときにより時間がかかります。
保存するときは紙袋などの通気性のよいところで
大豆は湿気ったり、カビたりすることがあるので、涼しくて通気性のよいところで保存します。紙袋や布袋に入れて保存しましょう。
大豆の洗い方【水で戻す前によく洗う】
大豆を水で戻す前に、大豆を洗いましょう。大豆の選別
大豆をボウルに入れて水を注ぐ
大豆はやさしく洗いましょう
4. 皮が破れないよう、手でやさしくかき混ぜるようにして30秒ほど洗ったら、水を取り替えて再度洗います。これを全部で2~3回行います。
大豆の戻し方【たっぷりの水で浸す状態に】
たっぷりの水に吸わせることで、ゆでるときに熱が全体に伝わりやすくなり、ふっくらとゆで上がります。水分を吸った大豆は、大きく膨らみ、水面から大豆が出てしまうことがあります。惜しむことなく、たっぷりの水を用意しましょう。ボウルに大豆とたっぷりの水を!
2. 冬場なら8時間、夏場なら6時間を目安に水を吸わせます。急いでいるときは、お湯を使うと時間は半分で済みます。
大豆にシワが寄ってきています。
8時間後、ふっくらと戻りました
水に戻す前と後
※1年以上前の古い豆だと水の吸収が悪くなるので、長めに吸わせてみてください。
※あまり長く水に浸けておくと大豆が腐敗するので、膨らんだ時点で取り出しましょう。特に夏場は気をつけましょう。
大豆のゆで方【大豆料理の前段階】
圧力鍋でゆでる場合
■普通にゆでる場合
鍋にたっぷりの水と大豆を入れ、沸騰させ弱火にしてコトコトとゆでます。だいたい2~4時間で柔らかくゆであがります。
15~30分でふっくらとゆであがります。こちらの記事をご参照ください。大豆を圧力鍋で簡単10分!戻し方・ゆで方と大豆の醤油炒りレシピ
普通にゆでた場合と圧力鍋を使った場合ですと、仕上がりの色合いが変わってきます。圧力鍋を使うと、短時間で強い熱が加わり、褐変反応が起こり、大豆がわずかに褐色に色づきます。色を気にする場合は、普通にゆでることをおすすめします。
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