幼児食/幼児食の基礎知識

チョコレートは何歳から子どもにあげる?飴・ケーキ・グミはいつから?

チョコレートは何歳から子どもにあげてOK? お菓子の中でも、チョコレートや飴・アイス・グミ・ガム・ケーキ・生クリーム・ココアなどは、幼児には何歳から与えていいか悩ましいですよね。これらのお菓子を何歳から食べさせていいかの目安についてまとめました。

川口 由美子

執筆者:川口 由美子

離乳食・幼児食・妊娠中の食事ガイド

チョコレートは何歳から子どもに与えてOK?飴やその他のお菓子は? 

あのお菓子は、子供の場合何歳から食べていいの?

あのお菓子は、子供の場合何歳から食べていいの?

幼児期にはおやつが欠かせませんが、何歳からどのようなお菓子を食べさせたらいいのか毎日悩んでしまいますよね。

今回は、 子どものお菓子の中から、チョコレート、アイス、飴、グミやガム、ケーキ、キャラメル、ラムネ、スナック菓子、ポップコーンについて、いつから食べてOKかをまとめて解説していきます。
     

チョコレートやココア・チョコ風味のケーキは何歳から?

チョコレート

チョコレートは3歳くらいから

チョコレートは、何歳から与えていいものか悩ましいものの1つでしょう。チョコレート風味やココア風味のお菓子やケーキなどであれば、1歳半ごろから少しずつ与えても構いません。

ただし、チョコレートそのものは糖質が高いので、基本的に上げる必要はありません。3歳ごろまでは極力控えるようにしましょう。チョコレートはとても甘くカロリーも高いので、食べ過ぎには注意が必要です。ひとかけらのみなどにとどめましょう。
また食べた後には歯磨きをする習慣もつけておくといいでしょう。
 

飴・ラムネは何歳から?

飴

飴は喉につまらせないように!

飴をいつから与えるかは、飴のタイプによって考えるとよいでしょう。粒タイプの飴は、誤飲(間違えて飲み込んでしまうこと)が心配なので幼児期には避けます。

軟らかい棒がついているタイプのものなどは、イベントなど特別な時なら与えても構いませんが、虫歯防止の観点からも、長い時間なめないように、また飴を舐めた後は水を飲んだり、歯を磨くように習慣づけましょう。棒付き飴は、誤飲を防ぐにはのぞましいのですが、棒で喉を刺す危険もあるので、必ず座って舐めるようにしましょう。

基本的に何歳から食べられるという目安はありませんが、3歳まではこういうお菓子は極力控えるようにしましょう。

棒がついていないキャンディタイプは、歩きながら食べないという約束が守れるようになったら6歳くらいから大丈夫かもしれませんが、喉に詰まる可能性があるので思わぬ事故にならないようになるべく避けます。保護者が見守るなど十分に気を付けましょう。

ラムネは、一般的には2歳すぎくらいまでは避けられるといいでしょう。固いので喉に詰まらせないように見守り、もしのどに詰まったらどのように対処するのかなどを学んでおきましょう。

基本的にあげてよいというものではありませんので、なるべく避けられるように別のものや果物などで代替できるようにしておくといいでしょう。

グミ・キャラメルは何歳から?

キャラメル

キャラメルは虫歯に注意

4歳頃になると子ども同士の集まりなどで色々なお菓子がでてきます。飴は誤飲などが心配だからと、グミやソフトキャンディ、キャラメルなどがでてくることもあるでしょう。

食べること自体は問題ありませんが、甘いものが長い時間口の中にあることは、虫歯防止の観点からいいことではありません。たまのご褒美としてあげる場合は、必ず食べた後に水で口をゆすぐ、できたら歯をみがくなどをセットで覚えさせるようにしましょう。

また、食べるときは、1個だけにするなどルールを決めて、毎日食べることが習慣にならないように気を付けましょう。目安は1日1個程度です。食べ過ぎは禁物です。

袋ごとあげたり、たくさんあげたりせず、他のお菓子や果物とともにあげるようにしましょう。グミだけ、キャラメルだけでおやつが完結できるようにはしないようにしたいですね。

グミはたくさん食べるとお腹をゆるくする場合があるので、注意しましょう。

アイスは何歳から?

アイスクリーム

アイスクリーム

アイスクリームはとても冷たいので胃腸の動きに影響します。3歳までは冷凍庫で冷やすような冷たいものはなるべく避けるようにしましょう。

また、アイスは油も糖分も多いものです。常温で食べるとびっくりするくらい甘いのがおわかりいただけるかと思います。その甘さをわからないうちにとってしまうのは考え物です。
 

ケーキと生クリーム・カスタードクリームは何歳から?

生クリーム ケーキ

生クリームのケーキはイベント時に

生クリームは油脂類や砂糖が多いので1歳以降に少しだけあげるようにしましょう。2歳までは、大さじ1くらいにとどめておけるといいでしょう。水切りヨーグルトで代用するなどもオススメです。

ケーキも1歳ごろから食べることができますが、たくさんたべないようにしましょう。ケーキはパンとは違い、砂糖や脂肪が多く、つい余分なエネルギー(カロリー)をとってしまうことにつながってしまいます。

また、カスタードクリームは卵の加熱が不十分なので、アレルギーに注意します。加熱した卵が大丈夫であれば、オムレツくらいを試していただき、そのあとにカスタードくらいかもしれません。年齢の目安は難しいですが、卵アレルギーの心配がなければ2歳ごろから少量なら構わないでしょう。

いずれにしても日常的にあまり積極的にあげるものではなく、イベントなど特別な時のみにしましょう。
 

ガムは何歳から?

ガム

ガムは誤飲に注意!

ガムは物を噛む練習には悪くはありませんが、間違えて飲み込んでしまうことを考えると幼児期にはふさわしくありません。

確実に飲み込まないであろう5歳くらいまでは我慢するのがいいでしょう。喉にはりついたりすると思わぬ事故につながります。
 

スナック菓子は何歳から?

スナック菓子

スナック菓子は注意が必要

「スナック菓子」という定義は難しいかもしれませんが、ポテトチップスやコーンスナックのような「油で揚げている一般向けの市販菓子」を指す場合、幼児期にはあまり与えない方がいいでしょう。

スナック菓子は油と塩分を多く含み、またそれらの味は癖になり、どんどん食べ続けたくなってしまうのです。もしどうしても欲しがった場合には、子ども用の物や、ノンオイルの物を選ぶと良いでしょう。

5歳以降なら、オススメできるスナック系の菓子はポップコーンです。家で簡単に作ることもでき味の調整も可能です。ただし、2歳以下の場合は、喉に詰まらせる危険性があるので注意が必要です。
 

団子(餅菓子)とあんこは何歳から?

白玉団子

白玉団子は誤飲に注意

団子やお餅は喉につまりやすいので十分な水分とともに食べるのが鉄則ですが、何歳でも事故につながる恐れがあります。また、お餅も保護者とともに小さく切りながら食べるようにしましょう。

基本的に丸くてつるっとしているもの、口の中で溶けにくいものは出来る限り避けます。

あんこは甘いですが、自家製で糖質が抑えられたものあれば、あんこだけなら2歳頃から少し食べてもよいでしょう。
 

蜂蜜(はちみつ)が入ったお菓子は何歳から?

はちみつ

はちみつは赤ちゃんにはNG

1才半ごろからボツリヌス菌を体内処理できるので、はちみつを食べることができるようになりますが、それまでははちみつを加熱したものであっても食べてはいけません。

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