刺身や生卵・お寿司やいくら……子供の場合何歳から食べていいの?

お寿司や刺身など子供の場合何歳から食べていいの?
今回は、刺身、寿司、いくら、生卵や温泉卵などの卵、えび、かになど……主菜となるたんぱく質(卵、肉、魚類)について、何歳から食べてOKかをまとめました。
<目次>
卵・生卵・温泉卵は、何歳から?

生卵はサルモネラ菌にきをつけましょう
卵はアレルギーが強く、特に卵白にそのアレルゲンが含まれるので、卵白が混じらないように気をつけます。
全卵が食べられるようになるのは、卵黄を何回か食べて慣れてきた頃からにしましょう。よく加熱したものをほんの少しから与えます。
温泉卵は1歳半から、生卵は細菌感染の恐れがあるので、3歳すぎてからにしましょう。
刺身・生魚や貝類は、何歳から?

刺身は衛生面で心配です
2歳半頃になり、衛生面の免疫や、消化吸収能力が上がってきますので、そのころに始めるといいでしょう。刺身には細菌類や寄生虫がいることがあるので、原則は、元気な時にのみ、新鮮なものを少量食べるようにしましょう。具合が悪いときは絶対に禁物です!
刺身は買ってきてすぐ出せるのでとても便利だと思います。骨もないので、子ども向きともいえます。生だけではなく、しゃぶしゃぶのように軽くゆがくのもおいしいので、少しでも不安のある時はちょっとだけ加熱というのも思い出してください。
サバなどの青魚ではじんましんなどが起こることもあります。これは寄生虫によることもありますが、ヒスタミン中毒の場合があります。その場合には加熱しても症状がでますが数時間でひきます。
また、牡蠣などの貝類は食中毒が激しいことに加え、噛み切りにくいので、幼児期には積極的にあげる必要はないでしょう。
寿司やいくらは、何歳から?

寿司は特別なお祝いによいのですが、幼児には食べられないものも
白身魚であっても、生ものなので消化がちがうのと弾力もあるので2歳頃からがよいでしょう。それ以前は、卵焼き、納豆、きゅうり(かっぱ巻)、かんぴょうなど、子どもでも食べられる寿司ネタを探してみてください。
甲殻類(海老、蟹)は、何歳から?

えび、かにはアレルギーが心配
えび、かにのアレルギーが増えるのは3歳頃くらいで小学生になってから発症するケースも多いので、ずっと注意は必要です。
しかし、加熱したものを食べるのは1歳から、生で食べるのは、3歳以降がいいでしょう。ずっと避け続ける必要はありませんので注意しながらあげましょう。
タコ・イカは、何歳から?

弾力がある「いか、たこ」
生のイカは、噛み切りにくいことにくわえ、アニサキス(寄生虫)などの心配があるので、3歳以降にしてください。
骨のある魚は、何歳から?

まず骨のある魚を一緒に骨を除きながら食べることが大切
アジの干物などは比較的骨がわかりやすく、とりやすいので、そういうものを一緒に食べていくことで注意できるようになるかと思います。
また、小アジなどはから揚げにしてさらに酢漬け(南蛮漬け)などにすると骨までやわらかくなるので、3歳頃から食べられるでしょう。
肉・生肉・ホルモンは、何歳から?

肉はよく加熱したものを
レバーは加熱すれば9か月頃から食べることができます。ホルモンなどは食感が硬いのであえて幼児期に食べる必要はないでしょう。
ベーコン、ハム、ソーセージは、何歳から?

添加物が多いものは避けたいものです
WHOはソーセージに発がん性物質があるので1日50g以下が望ましいと発表したことがあります。これには違う見方があるものの、添加物には注意が必要なことには変わりはありません。よって、3歳頃から1日1-2本(30g)程度を目安にするといいでしょう。
揚物は、何歳から?

揚物は油をしっかりきって
最後に
いかがでしたか?あくまでこれらは目安です。いずれも初めて食べたあとの子供の反応を見守るなどの保護者のチェックは欠かせませんが、楽しく一緒の食材を少しずつ食べられるようになるといいですね!【関連記事】
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