マラソンブームとともに、機能性だけでなく、デザイン性にも優れたランニングウェアも進歩しています。今回は、カラーコーディネートの観点から、安全性やトレーニング効果を高め、おしゃれ上手に見えるランニングウェアの選び方をご紹介します。
“安全”がデザインされた、モノトーンの柄タイツ
ランニング用タイツの定番色は黒。引き締まって見える、コーディネートしやすいといった理由から、黒いタイツを選ぶ人が多いようです。すでに黒いタイツを持っている人におすすめしたいのは、モノトーンの柄タイツです。タイツと同じ色柄のジャケットは、冷たい風の侵入を防ぐ高機能防風素材。リフレクト(再帰反射素材)を巧みにデザインで取り入れ、夜間のランニングの安全性に配慮しています。ロングヘアも使いやすいポニーテールフード。折りたたんでコンパクトに収納することもできます。
タイツは吸水速乾の高機能素材。ジャケットと同じように、早朝や夜間のランニングをサポートする、リフレクト機能を備えています。腰部分のコインポケットは内側ラミネート加工により雨や汗の侵入を防ぎます。
ジャケットやタイツと同じ色柄のTシャツもあるので、モノトーンでまとめても素敵ですが、マラソンは長時間に渡りますので、色の力を取り入れてみてはいかがでしょうか。
記事「今すぐ買える!? 2017年春夏トレンドカラー3選」でご紹介したように、ピンクやイエローグリーンは、今すぐ買って、春まで愛用できるトレンドカラーとして注目されています。
ピンクは、幸福と希望のシンボル。安定している人をより活動的にすると同時に、リラックスさせる作用もあります。鮮やかな青みのピンクは、パーソナルカラーのウィンタータイプの肌の色と調和し、着る人をより一層美しく見せます。
自然を象徴するグリーンは、安定をもたらす色。体の機能を再活性化させ、心を鎮めてくれます。透明感のある明るいイエローグリーンは、パーソナルカラーのスプリングタイプの肌の美しさを引き立ててくれるでしょう。
※ご自分のパーソナルカラーがわからない方は、記事「20秒で診断!パーソナルカラー診断 女性編」をご覧下さい。パーソナルカラーの基本となる4つのタイプを紹介しています。
カラフルな柄タイツのカラーコーディネート
カラフルな柄タイツは、トップスに柄と同じ色を取り入れると調和のとれたカラーコーディネートになります。黒いトップスも、袖や後ろ身頃にタイツと同じ色柄をあしらったものを選ぶと、スタイリッシュな印象になります。敬意を抱かせる黒は、着る人のステイタスを高めます。黒が最も似合うのは、パーソナルカラーのウィンタータイプ。まなざしの強さと調和し、印象力を高めてくれるでしょう。
レッドとブルーのグラフィカルなタイツは、斜めに走る黒のラインが効いています。活動的でエネルギーを与える赤は、最も強い色。赤のポジティブな作用を引き出すためには、他の色と組み合わせて、適切な分量にすることが肝要です。鎮静作用のある青は、身につけたとき、多くの人が本能的に心地よいと感じる色。黒は、対照的な赤と青の引き立て役として、重要な役割を担っています。
鮮やかなオレンジのトップスも、袖にタイツと同じ色づかいの柄が使われているので、調和のとれた印象を醸し出します。オレンジも暖色の仲間ですが、赤のような攻撃性はなく、注意力を呼びさまします。スポーツシーンでポジティブな効果を発揮しやすい色のひとつです。鮮やかなオレンジが似合うのは、パーソナルカラーのスプリングタイプやオータムタイプです。
リラックス効果に優れたパステルカラー
軽やかで優しげなパステルカラーは、リラックス効果に優れています。緊張を和らげてくれるので、マラソンにもふさわしい色と言えるでしょう。コーラルは活性化作用があり、ブルーは鎮静効果があります。体調や気分に合う色を選ぶと、心身をよりよい状態へと導く手助けをしてくれるでしょう。パステルカラーが似合うのは、パーソナルカラーのサマータイプやスプリングタイプです。ジャストな袖丈よりも長い長袖Tシャツは、防寒とトレンドを兼ね備えた優れもの。ジャケットの袖口からTシャツの袖を見せるコーディネートも新鮮です。コーラルとオレンジ、ブルーとグレーというように、カラーコーディネートを楽しんでみてはいかがでしょうか。
マラソン大会や日々のランニングは、オンとオフを切り替える大切な時間です。イベントを楽しみ、安全性を高めるためにも、ちょっと大胆な色づかいのランニングウェアを着用することは理にかなっています。機能性とデザイン性を兼ね備えたランニングウェアで、日常とは違うカラーコーディネートを楽しんでみませんか。
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