「俺の株式会社」初のベーカリーカフェ
「俺のイタリアン」「俺のフレンチ」などを展開する「俺の株式会社」が2016年11月5日、恵比寿ガーデンプレイスの入り口左手、時計広場に新業態の「俺のBakery&Cafe(ベーカリー&カフェ)」をオープンしました。3種類のこだわり食パンが整然と並ぶ
入ってすぐがパン売場
オリジナルブレンドの小麦粉が2種類
俺のベーカリー&カフェの「俺の生食パン」
左から中島徹さん、飯田卓也さん、榎本哲さん
「日本一の食パンを作ってほしい、と言われて取り組んできました。日本一、というのは品質と味、本数と売上すべてにおいてです。味は主観的なものですが、数値で示せる部分も含めての日本一です」と榎本さんは抱負を語ります。
上質な素材と職人の手を使って大手製パン会社の製造ラインには乗せられない製法のパンをたくさんつくる。たくさん、というところが「俺の」ならではかもしれません。厨房には2斤サイズの食パンが一度に80本焼けるオーブンが2台備わっています。
俺の生食パン
看板商品とも言える「俺の生食パン」(2斤サイズ税込 1000円)は国産小麦の角食パンです。生食(なましょく)というネーミングは、トーストせずに食べるのがおすすめ、という意味で、きめ細やかでしっとり、同時にふんわりした弾力も兼ね備えた、極上の柔らかさです。翌日以降はもちろんトーストして食べるのもおすすめです。
江別製粉による俺のベーカリー&カフェ専用オリジナルブレンドの小麦粉は「キタノカオリ」をメインに国産小麦が数種類、配合されています。
榎本さんはこの「キタノカオリ」メインの小麦粉と、岩手県の「なかほら牧場」の自然放牧乳の脱脂乳にこだわり、この食パンを完成させました。これが職人泣かせのマリアージュだったそうですが、それこそ職人の腕の見せどころでもあったはず。キタノカオリの特徴はミルキーで独特な甘味。これが「なかほら牧場」の濃厚で甘味のあるしっかりした乳によって最大限に発揮されるのだそうです。そのミルク味の濃い風味はこのパンの特徴のひとつです。
俺の生食パンはミルキーなおいしさ
ミルクやジャムの販売も。
さて、パンの話に戻ります。
「俺の生食パン」にはこれ以上加えられないほどたっぷりの水分が用いられていますが、湯種の水分のほかは脱脂乳です。ほかに発酵バターと素焚糖が使用されています。原価をかけて食材にこだわるのが「俺の」流なのですね。
「山型の食パン」と「マスカルポーネとハチミツの食パン」
山型の食パン
いずれも山型で、クラストに斜めの線が入っています。これは凹凸のある型によるもので、表面積を増やすことによってパンが型崩れしにくいだけでなく、カリッとした食感に焼き上がるのです。
「山型の食パン」はシンプルなイギリスパンです。湯種製法ですが、こちらはすっきりとした甘味とサク味が感じられます。白ワインとヨーグルトの液種で15時間の発酵をさせてつくられています。
マスカルポーネとハチミツの食パン
俺のベーカリー&カフェのメニュー
厚焼きたまごサンドイッチ
「俺の生食パン」の特徴的なおいしさを最も味わえるのは、俺のフレンチ料理長の飯田卓也さんプロデュース、「厚焼きたまごサンドイッチ」(680円)。
水分を含みながらもふわっとしているもの同士、パンと出汁入りの厚焼きたまごの優しい質感の調和。カラシがいいアクセントになっています。
クリームチーズのトースト 俺のフレンチ風
和牛ローストビーフのオープンサンド
俺のフレンチトーストクレームブリュレ乗せ
俺のベーカリー&カフェの自家焙煎コーヒー
新鮮な自家焙煎のコーヒーが愉しめる
カウンターに試飲用の豆一杯分が入った、ガチャガチャ(カプセル自販機 1回100円)もあります。楽しいですね。
焙煎機とガチャガチャ
店内カフェ席
朝8時から10時半までは、モーニングセット(500円!)がおすすめです。
飲物、スープ、特製トーストから2つ選んでこの価格(3つ選ぶと+280円)、俺のベーカリー&カフェならではですね。
俺のベーカリー&カフェ
住所:渋谷区恵比寿4-20-6 恵比寿ガーデンプレイス時計広場
電話:03-6277-0457
営業時間:カフェ8:00~21:00(LO.20:00)
食パン販売 10:00~21:00
定休日:不定休
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JR恵比寿駅徒歩8分