おむつは、誕生した瞬間から毎日必要な育児用品
おむつは赤ちゃんが誕生した時から直ぐに必要な育児用品です。紙おむつは、発売されると一気に普及しました
ひと昔前までは、赤ちゃんのおむつと言えば、全て布だったのが、高分子吸収体を使った紙おむつが一般に発売されるようになった後、一気に普及し、現在では紙おむつへの転換率が92%を超えています。
紙おむつは忙しいママの手間を考えれば、非常に便利
紙おむつの普及率が目覚ましく伸びたのは、やはり使うママが便利だと感じるからでしょう。主に次のようなメリットがあります。■洗濯の手間が省ける
おむつを取り替えた後、捨てるので洗濯の手間がかかりません。
■おむつ交換が素早くできる
素早くおむつを取り替える事ができるので、動きの激しい赤ちゃんも楽に交換できるでしょう。
■オシッコをしてもお尻にサラサラ感がある
高い吸収力や通気性のある素材が使われていますので、少量のオシッコでは、不快感もなく、お尻はサラサラの状態です。
■外出時、手軽に持ち運べる
軽くてコンパクトなので、外出時、非常に便利です。
こんなにも良いとところがある紙おむつ。ですが、最近布おむつが見直されつつあるのは何故でしょうか。
布おむつは赤ちゃんの立場から見れば優れた点がいっぱい
では次に、布おむつの優れているところを説明します。1、肌に優しい
赤ちゃんの肌には、布の方が肌触りがよいでしょう。紙おむつは合成化学物質を多く使っていますので、敏感な肌の赤ちゃんには、おむつかぶれやムレが起こりやすくなります。布おむつを交換する時、動く赤ちゃんをじっとさせようと、親は話しかけたり、笑顔を見せたり、気を引こうとしますね。そうすることによって、親子のコミュニケーションが深まります
2、スキンシップが深まる
布おむつは交換する時、おむつカバーの上に折りたたんだおむつを置き、そして赤ちゃんのお尻にフィットさせるように取り替えます。ですので、どうしても動く赤ちゃんをじっとさせようと、親は話しかけたり、笑顔を見せたり、気を引こうとしますね。そうすることによって、親子のコミュニケーションが深まります。また、交換するのに要する時間が紙おむつより長い分、スキンシップの時間も長くなります。これは赤ちゃんの健やかな心の発育に、とても良いことです。1回わずかな時間の差ですが、1日に何回も行い、これが毎日重なると、大きな差となって、赤ちゃんの成長に影響を及ぼすでしょう。
3、おむつが早く外れる
布おむつは1回の排泄で、不快を感じます。ですので、膀胱に尿が溜まると、次に不快を感じる事への予測も早くに覚えるでしょう。紙おむつは吸水性が優れており、1回、2回のオシッコでは、「不快」を感じないようになっています。ですので「予測」もつきにくいでしょう。こういう事から、布おむつの方が、一般的に早くおむつが外れると言われています。
4、脳が活性化される
赤ちゃんが誕生して、最も早い時期にする学習が「おむつが濡れた時、不快感を泣いて知らせる」という事です。「肌が濡れた」と感知し、感覚を脳に伝える。そして「不快」と感じ、それを「取り除きたい」と思い、泣く事によってその思いを知らせる。さまざまな情報処理を行い、それに必要な能力を使っています。ですので、脳の活性化に繋がります。5、環境に優しい
視点を少し変えたところに置くと、ゴミが出ないので、環境にも優しいと言えるでしょう。またゴミ収集日まで置いておく必要がないので、夏場、悪臭などの問題も起こらないでしょう。6、赤ちゃんの健康状態が把握しやすい
オシッコやウンチが出た度に取り替えるので、赤ちゃんの排泄の回数や健康状態も把握しやすいでしょう。
7、トータルして考えると布おむつの方がリーズナブル
経済面では、使い捨ての紙おむつより、布おむつの方がリーズナブルと言われています。ですが、布おむつはおむつカバーを揃えたり、初期費用がかかり、洗濯をする為に光熱費や洗剤代がかかります。ですので一概に布おむつの方が経済的とは言い切れないと思います。
ですがおむつが外れる時期や、第二子以降のことを考えると、やはり総合的には、布おむつの方がリーズナブルと言えるかもしれません。
経済面を考える際、布おむつの良い点は「1回のコストを気にせず、何度でも取り替えてあげることができる」という事も言えるでしょう。
布おむつと紙おむつを臨機応変に使う
このように、布おむつにはメリットが多くありますが、外出する時などは不便ですね。また夜も何度も起きて取り換えなければならないので、親は大変です。ですので、外出時や夜の睡眠時、そしてママの体調が悪い時は紙おむつを使うなどし、臨機応変に考えていくことをおススメします。見方を変えれば、紙おむつのメリットが赤ちゃんの成長で大切な親子の関わりや、脳への刺激を減少させる事をママとしては、知っておきたいですね。そして子供の成長や自分の家事負担を考慮しながら、紙おむつと布おむつを上手に使い分けていきましょう。
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