国内でも開催される超過酷なレース

hayashi

国内にもさまざまな大会がある

砂漠マラソンやスパルタスロンなど、世の中には“超過酷”と呼べるレースが数多く存在します。中にはその様子がメディアで取り上げられる機会もあり、目にしたことのある方は多いでしょう。ランナーであれば、「いずれはチャレンジしてみたい」と考えている方がいるかもしれません。

そんな過酷レースと言えば、やはり海外で開催されるイメージがあることでしょう。そのため時間や金銭的な理由から、一歩踏み出せずにいる方も多いはずです。しかし国内にも、それらに引けをとらないレースがたくさんあります。ここでは距離や制限時間、コースなどを踏まえつつ、国内でチャレンジできる“超過酷”レースをご紹介しましょう。

1.日本横断「川の道」フットレース

http://sportsaid-japan.org/NEW/guide/16kawa-site.pdf

2016年に開催された第12回イベント情報サイトより引用

http://sportsaid-japan.org/NEW/guide/16kawa-site.pdf
  • コース:東京都江戸川区(葛西臨海公園駅)→新潟県新潟市(ホンマ健康ランド)
  • 距離:520km
  • 制限時間:123時間
  • 主催:NPO法人スポーツエイド・ジャパン
毎年4/30から、ゴールデンウィークを挟んで開催される大会。132時間制限・520kmのレースですが、途中3ヶ所のレストポイントでは各2時間以上の休憩が義務付けられます。レストポイントでは荷物の受け渡しが可能ですが、それ以外は基本的に必要なものを背負って走るレース。途中では急勾配の峠越えもあります。距離は長いものの制限時間が長いため、適度に休息を取ること、また歩いてでも諦めず進み続けることが完走への鍵となるでしょう。

2.東海道五十七次ウルトラマラニック「飛脚」

tokaido

旧東海道を経由して大阪を目指すランナー

http://www.tokaido57.org/
  • コース:東京都台東区(上野恩賜公園公園・駅伝の碑前)→大阪府大阪市(中之島中央公会堂前)
  • 距離:約584km
  • 制限時間:6日間ステージ
  • 主催:東海道五十七次ウルトラマラニック実行委員会
東海道五十七次を通り、6日間で開催されるステージレース。1日当たりの距離は約77km~117kmと異なりますが、制限時間は距離に応じて夜中まで設けられています。ゴール後はビバークでのテント泊となるのが特徴的。さらに途中で設けられたエイドでは、各地の名産品が提供されます。

2016年8月に第1回大会が開催され、全ステージの完走者は1名のみ。次回開催は2020年を予定。尚、毎日複数のランナーで襷をつなぐ“駅伝の部”も設けられています。大会開催は夏場となるため、暑さ対策が大切です。また、毎日朝5:00スタートのため、睡眠時間の確保もパフォーマンスを維持するためのポイントと言えるでしょう。

3.沖縄本島1周サバイバルラン

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観光とは違った沖縄の楽しみ方!?

http://teamultra-k.info/
  • コース:沖縄県那覇市(沖縄国際ユースホテル)から沖縄本島を反時計回りに1周
  • 距離:約400km
  • 制限時間:72時間
  • 主催:沖縄本島1周マラソン実行委員会 、チーム・ウルトラK
沖縄県の中心地である那覇を出発し、反時計回りに沖縄本島を1周して再び那覇へ戻ってくる約400kmのレース。途中には100km以上にわたりコンビニ・商店など一切ない区間を経由するなど、まさに自給自足で走ります。場合によっては食べ物の予備を持ち歩くなど、適切な補給が大切です。

しかしその行程では、レジャーでは知ることのない沖縄の姿を見ることができるでしょう。制限時間が72時間(=平均10分/km強)と短く、ある程度のスピードも求められます。

4.さくら道国際ネイチャーラン

http://shirotori-gujo.com/sakuramichi/main.html

公式サイトより

http://shirotori-gujo.com/sakuramichi/main.html
  • コース:愛知県名古屋市(名古屋城)→石川県金沢市(兼六園)
  • 距離:250km
  • 制限時間:36時間
  • 主催:さくら道国際ネイチャーラン大会事務局
特に過去記録などの資格制限は設けられていませんが、出場審査が厳しいことで有名な大会。毎年抽選となるため、例えば100kmのウルトラマラソンを完走したレベルでは残念ながら難しいでしょう。そのため、まずは他大会で実績を残すことが大切です。尚、多くの超過酷レースでは「完走すること」が目標とされる場合が多い中、速さ(=タイム)を目指すランナーが多いことも大きな特徴かもしれません。

5.小江戸大江戸200k

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昼とは違うオーバーナイトラン

http://www.trainic-world.com/
  • コース:蓮馨寺(埼玉県川越市)を起点とした埼玉県内・東京都内の規定コース
  • 距離:233km
  • 制限時間:36時間
  • 主催:NPO法人小江戸大江戸トレニックワールド
川越を出発して埼玉県内を91km。再び川越へ戻ってきたら、今度は東京都内へと出て主要スポットを142km(内29kmは蓮馨寺~秋ヶ瀬間の再往復)走ります。これまでは蓮馨寺~秋ヶ瀬間の再往復を除く203kmでしたが、2016年大会から233kmコースが新設されました。

なお、従来の203kmコース、埼玉側のみの91km、東京都側のみの113kmコースも用意されています。例年2~3月開催のため、寒さ対策は必須と言えるでしょう。オーバーナイトランを含むため、特に夜は冷え込みが体力を奪います。また、細かくチェックポイント(自身のスマホ等で写真撮影)が設けられており、道を間違わないよう地図を読むスキルも必要です。


この他にも、例えば周回2km程度のコースをぐるぐる走り続け、時間内での走行距離を競う「24時間耐久レース」なども過酷レースの部類に入るでしょう。トレイルランニングまで含めれば、「UTMF(ウルトラ・トレイル・マウント・フジ)」「トランスジャパンアルプスレース」「山口100hag萩往還マラニック大会」などもあります。
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チャレンジの末に新しい世界が待っている

それぞれ特徴が異なりますので、是非ともチャレンジしてみたいレースを探してみてください。これまでにないチャレンジを実行すれば、新しい世界が広がるかもしれません。

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