鏡を見たら顔色が悪い。こんなとき、どうする?
顔色が冴えない時は耳マッサージがオススメ
「耳をふたつに折る・もむ」だけで、血のめぐりが改善!
美容皮膚科医・高須英津子先生直伝の耳マッサージの方法は簡単。以下の3ステップです。1 耳(耳介・じかい)の上下を指でつまんでふたつに折る
2 親指と人差し指で耳をつまんだまま、軽くもむ
これを、耳の上部から下部(耳たぶ)まで、場所を変えながら行う。3 耳の下から鎖骨までリンパ液を流す
人差し指・中指・薬指を使って、耳の下にあるリンパ節(耳介後リンパ節)を少し強めにさすったあと、そのまま指を移動させて、耳の下から鎖骨(鎖骨上リンパ節)までさする。このとき、耳の下から鎖骨までリンパ液を流すイメージをしながら行う。耳マッサージは歯磨きや子どもと話ながらでもできる!
この耳マッサージは美容皮膚科医である高須英津子先生ご自身が取り入れているテクニック。3人のお子さんがいて多忙な高須先生は“すきま時間に美容を取り入れる”ことを日課にしています。そこで、朝、顔色が冴えないときは、例えば部屋を移動しているときや、歯を磨いているとき、子どもと話しているときなど、手を動かせる少しの時間を使って耳マッサージをしているそうです。
「耳にはたくさんの毛細血管とツボがあるので、ちょっとマッサージするだけでも顔まわりの血液やリンパ液の循環がよくなり、ポッポッと顔が温かくなってくるのがわかります」。
頭の疲れや肩・腰のこりも、耳マッサージでリフレッシュ
デスクワークで肩や腰が疲れたときも、耳マッサージを。頭がすっきりとして、気分がリフレッシュする
すきま時間の耳マッサージで10年後の肌が変わる?
肌の生まれ変わり(ターンオーバー)は、年を重ねるごとにどんどん遅くなっていきます。通常は約28日といわれていますが、30~40代になれば40~50日程度に(ただし、個人差、部位による差はあります)。「だからこそ、血流はとても大切。スムーズな血流は、正常なターンオーバーの助けになるからです」と、高須先生。顔色が冴えない、肩や腰がこるなど血のめぐりの悪さを感じたら、耳マッサージをするなど早め早めのケアを習慣にしておくと、10年後の肌が必ず変わってきます」。
顔色が冴えないままにしておくことは、気持ちを落ち込ませるだけでなく、将来の肌の美しさにも影響を与えてしまいます。すきま時間に手軽にできる耳マッサージを取り入れて、血のめぐりがよい肌を目指しましょう。
※記事監修/高須英津子
高須英津子先生