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マイナス金利は、住宅購入にどう影響を与えるか?

マイナス金利の導入によって、住宅ローンの金利が下がりました。住宅購入の永遠のテーマである「購入vs賃貸」、「固定vs変動」の議論は、金利低下で結論は出るのか? マイナス金利下の住宅ローン金利をベースにシミュレーションしてみました。

平野 泰嗣

執筆者:平野 泰嗣

ふたりで学ぶマネー術ガイド

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マイナス金利と住宅ローン金利

マイナス金利下で、住宅購入にどう影響を与えるのか?

マイナス金利下で、住宅購入にどう影響を与えるのか?

平成28年1月29日の日銀の金融政策決定会合において、日本初となる「マイナス金利」の導入が公表されました。「マイナス金利」の導入によって、市場金利を代表する国債の利回りも低下し、平成28年6月1日時点で、1年-0.266%、5年-0.24%、10年-0.111%と、期間10年以下では、市場金利もマイナスをつけました。市場金利の影響を受け、住宅ローンの金利も下がり、6月実行分のフラット35(21年以上、融資割合9割以下)の金利は1.1%となっています。

期間別市場金利・フラット35の金利の推移

期間別市場金利・フラット35の金利の推移


ガイド平野は、住宅購入に関する相談や、新聞・雑誌などの取材で、住宅に関するさまざまなシミュレーションを行ってきました。その代表的なものとして、「購入と賃貸、どちらが得か?」と、「変動金利と固定金利、どちらを選択すべきか?」があります。いずれも場合も、相談者の家計の状況や、物件の条件、将来の金利動向の影響を受けるので、どちらを選択すればよいのか、正解はないものです。けれども、ここ最近の金利低下を踏まえて、シミュレーションを行ってみると、少し見方が変わってきます。

そこで、今回は、住宅に関する永遠のテーマの代表である「購入vs賃貸」、「固定vs変動」のシミュレーションをしてみました。

>>住宅購入の永遠のテーマ「購入vs賃貸」シミュレーション

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