心配なのは、継続的なタイトル数の確保
PS4が苦戦している日本では、特に出荷数が絞られてしまうことも予想されています(イラスト 橋本モチチ)
人気があって予約が埋まることは大変喜ばしいことではありますが、供給数が少ないとなると、当然問題もたくさん出てきます。特に日本は海外と違い据え置きハードの市場が急激に縮小し、PS4もあまり売れていません。市場の小さい日本では海外と比較してさらにPS VRの出荷が絞られる可能性が高いです。
出荷が少ないとどういうことが起こるかというと、それはソフトの売上に影響が出ます。ハードと対応ソフトは、ニワトリとタマゴで、ハードがたくさん売れるからソフトもたくさん売れ、ソフトが充実するからハードがまた売れる、という関係があります。逆に、ハードが少なければソフトも売れず、ソフトが売れなければタイトルが充実せずに、ハードの勢いもしぼんでしまいます。
良い循環を作る1番の方法は、最初に話題をつけてドカッと売ること、スタートダッシュを決めることです。
何度かゲーム業界ニュースでもご紹介していますが、PS VRによるゲーム体験は、本当に新しいもので、まるでゲームの世界に入ってしまったような驚きと興奮があります。PS VRが成功する為には、その魅力をどれだけ多くの人に伝えるかという点が重要になりますが、同時に、欲しいと思っている人にどれだけ届けることができるかも、大きな課題となりそうです。
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