ひたすらソフトで軽い!
次は俗に「レイジーマン」と呼ばれるスリッポンをご紹介致しましょう。簡単に申し上げるとこれ、サイドエラスティックシューズの甲周りに、細い革をまるで靴紐のように配することで、よりレースアップシューズに似せた雰囲気に仕上げた靴。構造がユニークなだけでなく、名称も言い得て妙ですね。
このモデルは1978年に登場したものの復刻バージョン。今でこそ誂え靴(ビスポーク)以外では中々お目に掛かれないものになってしまいましたが、1967年生まれの私・飯野の記憶では、1970年代までは日本のある程度より上の年齢層のビジネスマンの多くがこの種の靴を愛用していまして、時代は繰り返すってことかなぁ…… 昔も今も、我が国のような「靴脱ぎ文化」には打ってつけのモデルであることは間違いなく、脱ぎ履きが多い方には絶対役に立つ筈の一足です。
圧倒的に軽いことで定評のあるカンガルーレザーのアッパーを、マッケイ製法で底付けしているのはオリジナルと全く同じ。ただしトウキャップの縫い目に関しては、今回のものはステッチの糸が見えない伏せ縫い=レベルソ仕様を採用したことで、銀座ヨシノヤの靴らしい品の良さがより強調されている感も有ります。ライニングも足あたりの良いゴートスキンですので、とにかくストレスの無い柔らかな履き心地を堪能できますよ!
【商品案内】
◎ マッケイ製法復刻版シリーズ
・モデル:レイジーマンスリッポン
・色: 黒のみ(カンガルーレザー)
・底材: シングルレザーソール
・製法: マッケイ
・サイズ: 23.5~27.0 EEE
・税込価格: 7万4520円
>>最後のページでは、今日の足と環境に対応したものを!