今回はこんな質問が届きました
Q. 恥ずかしいのですが、放っておくと眉毛が真ん中でつながってしまいます。頻繁にカットするので毎回、微妙に眉の雰囲気が変わってしまうのも悩みです。眉頭はなるべくいじらないほうがいいと前回教わりましたが、どうしても気になってしまいます。お手入れする場合気をつけることはありますか?(20代・学生)
A.つながった眉はカットせず、毛抜きで鼻筋の内側の眉毛を1本1本慎重に抜いていきましょう。
鼻筋(小鼻の延長線上)の内側を処理するのがコツ!
眉って、ほんのちょっとした変化(眉の細さ太さ、色、型、質感)で、顔の印象がガラリと変わってしまうデリケートなパーツ。20代の女子だものねー。そのお悩み、よくわかります。
基本、眉頭はいじらないほうが正解というか、失敗がないんです。でも、今回のようにつながっている眉の場合は仕方ないですよね。少し慎重に「毛抜き」で処理するのがおススメ。ご相談者は頻繁にカットとありますが、もちろん上手に処理できるなら刃物、シェイバーでもいいけれどね、リスクが高い!
しかも、剃ると根元が残っているから、案外すぐ毛が伸びてきてしまいます。なので、1本1本確かめながら抜ける、そして抜いちゃえば次に生えてくるまでのサイクルが長くなるという意味でも「毛抜き」にいたしましょう。抜く毛は、根元がどこからはえているかを確認しながら。基本的に根元からいらない毛のみ抜くようにね。拡大鏡を用意してもいいかもしれません。眉間の眉毛は、1本で印象が変わってしまうのでどうぞ慎重に!
では、どこの毛を抜いたらいいかというと?「鼻筋より内側」の毛、つまり眉間の真ん中からまず抜きます。鼻筋はどこかというと、「小鼻の上の延長線上」。この眉間の1~1.5cmくらいの間に生えている毛をざっと抜きましょう。“剃る”とスパッとなくなっちゃいますから“抜く”なら細い柔らかいうぶ毛が残るので、とても自然です。
その上でやっぱり少しあか抜けないなってときは、今度は1本1本、左右交互に抜いていきます。様子を見ながら慎重に、ね。1本抜いたら鏡で確認。ここは、いつも私が言っている『木を見て森も見る』。近くで眉と目を見て1本抜いたら、腕1本ぶん伸ばして顔全体を見る。バランスを見ながら行いましょう。ざっとできたら眉メイク、というかフルメイクを仕上げて、最後の微調整を! 鏡を見つつバランスを確認しながら、抜くか抜かないかチェックしてみて。
眉間の毛は印象も左右する!
ちなみに、眉頭の間隔が近いと“神経質なキツイ印象”に見え、離れ過ぎると“気の抜けたぼやっとした印象”になります。眉毛が真ん中でつながっている人は、強くてワイルドで男性的に見えます。印象としては、毛がしっかりあると野性味が出るんです。もし、眉がつながっていなくても、眉が近くて少し顔立ちがキツく見えるなって人は、少し眉頭を離し気味にすると柔らい印象に見える、反対にいつものんびりした顔の人は近づけてあげると行動的な印象に見えます。眉頭はあまりいじらないほうが無難だけれど、オシャレを楽しむ気分でやってみてもいいですね! ご相談者の方は、眉が少しずつ毎回、変わってしまってというのが悩みでしたが、それはそれでいいじゃない? 雰囲気が変わって楽しんじゃない?って私は思いますよ。メイクって、毎回同じやり方になったり、慣れ親しんだやり方ばかりでルーティンにしてしまうと、古臭い顔になってしまうこともあるんです。いつも雰囲気が違うっていうのも、悪くないかも!? メイクは楽しく、前向きにね!(笑)
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山本浩未さん プロフィール
さまざまなメディアで大人気のヘア&メイクアップアーティスト。取り入れやすいメイクテクが、幅広い年代の女性に支持される秘密。
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