2016年10月現在、nicoとのコラボレーションは終了しています(2016.10追記)
ナショナルデパートが東京・駒沢にベーカリーを開設
秀島康右さん。ここでパンの販売も行われる。
2016年1月、ナショナルデパートが東京に4年ぶりに帰って来ました。
場所は駒沢公園に隣接する、ひっそりと居心地のいいギャラリーカフェ「kissa nico」。
kissa nico
ナショナルデパートは2003年、デザイナーで職人の秀島康右さんが岡山で創業、
ひとつ5kgもある大きなパンを目の前で切り分けて販売するスタイルが評判に。
2009年から2012年までは
東京・高円寺に販売所がありました。
高円寺2009-2012
グランパーニュのオリジナリティ。幸せをシェアする物語。
キャラメルメープルナッツ
もとはひとつの大きなパンは100人でシェアできる大きさで、のちに「グランパーニュ」と名付けられました。知らないお客さん同士がひとつのパンを違うテーブルで分かち合う。同じ幸せをシェアする。そんなドラマチックな舞台を創出したのが秀島さんです。普通のパン屋さんではありません。
5種ベリー
グランパーニュは日替わりの詰め合わせ2~4種類(300g)で1080円(税込)。ユニークなところは大きさばかりではなくて、生地のポップな色合いにもあります。
パンをゆっくり楽しめる空間
こんがり焼けたクラストが内包するのはピンクにイエローにグリーンと、天然色素を用いて彩色された生地。生地自体には砂糖、卵、乳製品は使われていないので、料理に合わせられます。
これは食事パンに親しみのないお客さんとコミュニケートするために、秀島さんがとった方法のひとつでした。そのあたりは最初の取材記事でも書いています。
幸せをシェアするパン、ナショナルデパート(2007)
ベイクスとパンの盛り合わせ(860円~)
さて、nicoではオーブンが入ったことで食事メニューが始まりました。
現在は秀島さん自らがパンを焼き、それにあわせた「ベイクス」なるオーブン料理や焼き菓子を提供しています。