最初の頃より子供になったかもしれない
――まあ、そういう適度にかき回す珠希イズムの遺伝子を残していきたいと。「ほんとにハコムスって、ひとりひとり個性が豊かだから面白いんですよ。自分が抜けた後のハコムスがどうなるか楽しみ」
――自分の卒業後、心配な点とかありますか。
「わたし抜けたらどうなるんだろう……。わたしってハコムスメンバーの中でいちばんギャグセンスあると思うんですよね」
――言い切りますね!
「ネタとか持ち込んでくるのは私なんですよ、だいたい。わたし一番くだけてるタイプなんで」
2016年2月16日「Season in the BOX~ムスメたちが駆け抜けた季節~」メンバープロデュース公演(AKIBAカルチャーズ劇場)より
――ちゃんと考えて提案もするんですね。ただふざけてるだけじゃなくて。
「まあ、それでもふざけちゃうんですけど。だれがそういう役割を受け継いでくれるのか……」
――笑いの部分を。卒業後、途端に笑いのないハコムス公演になったら……。
「それは困りますね……。だったらわたしゲストで出ましょうか?」
――ぜんぜん辞める感じがしないですね(笑)。でも卒業後も見にいきたいですか。
「見に行きたーい!」
――今後どういうグループになってほしい?
「もっともっと売れてほしい! もっと知名度を上げて、いろんな方々にハコイリムスメって名前を知ってほしいですね。でも、メンバーのひとりが修学旅行で沖縄にいった時に『あ、ハコイリムスメの人だ』って言われたらしいんです。だから沖縄まで伝わってるみたいです、ハコムスが。すごいですよね」
――まずは47都道府県に届け、と。
「あと、もっと世界とかにも。『ハコイリムスメ』ってカタカナじゃないですか? だから親しみやすいと思うんですよ」
――カタカナだから外国人読めるわけじゃないですけどね(笑)。でも曲のザ・アイドルな感じがどう反応あるかは気になりますね。
「ザ・日本! って感じじゃないですか。アメリカとか外国に進出して売れてほしいな!」
――では今後のハコムスに望むのは世界進出、と。
「いいと思います。珠希イズムを受け継いで世界へ! いいですね」
――では最後の質問なんですが、内山さんのキャッチフレーズといえば「見た目は大人、中身は子供」ですけど、ハコムスを通して中身も大人に成長できました?
「うーーん、なんだろ? 技術面では成長したと思うんですけど、中身は逆にもっと子供になったかもしれないです。ほんとに言われるんですよね。最初の頃より子供になってるみたいな(笑)」
――それはなぜ?
「たぶん、メンバーと打ち解けられたから甘えちゃうんでしょうね」
――学校の友達とも違う関係ですか。
「ぜんぜん違います。学校の友達よりハコムスのメンバーといる方が長いから。学校の子には話せないことも、ぜんぶメンバーには話せるんですよ」
――より親密になった分、子供になれる関係だったと。
「そうですね! だからこれから大人への階段登りますね(笑)」
2016年2月16日「Season in the BOX~ムスメたちが駆け抜けた季節~」メンバープロデュース公演(AKIBAカルチャーズ劇場)より
最後まで「内山珠希節」が途切れぬインタビューでした。ラストステージは3月20日、AKIBAカルチャーズ劇場の定期公演。本人のリクエスト通り、ファンもぜひ笑顔で見送りましょう! 胸に刻んだ『Love Peace World』の言葉と共に。
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