まるで、人生のように
人生は、なかなか思うように決断できないものですが、ゲームなら、なりたい自分になれます(イラスト 橋本モチチ)
例えば、コンパニオンと呼ばれる仲間を連れて歩くことができます。真実を求める女性記者だったり、緑色の体をした大男だったり、人造人間の探偵や、お手伝いロボットに、可愛いワンちゃんも。誰を連れていってもいいですし、誰も連れていかなくてもいいです。
拠点づくりができるというお話をしました。人を集めて自分の思う街づくりをすることができます。これはもう、それだけで1つのゲームのような、大きな楽しみがあります。初めて発電機を置いて、配線して、家の中にライトがついたらそれだけで嬉しくて、わざわざ夜の時間に眺めたりします。街を充実させていくと、そのうち食べ物や飲み水を求めて悪い奴らが攻め込んでくることがあります。そしたら、拠点のみんなと協力して戦うんです。その為に普段から、防具や武器を配っておいたり、罠をしかけておいたりするのも楽しいです。そしてお話した通り、これらをすっかり無視して進めることもできます。このビッグコンテンツを無いものとしてプレイしても問題ないくらい、十分に楽しめるさらに膨大なコンテンツが用意されています。
誰を友とし、誰に協力するのか、どの組織に属するのか、売り買いでお金を稼ぐのか、泥棒やスリで欲しいものを手に入れるのか、世界を隅々まで探索するのか、自宅の近所すら気にしないのか、いい奴か、悪い奴か、自分で決めて遊べるのです。ゲームを効率よく攻略する視点で行動してもいいし、ロールプレイをしてもいいですし、単なる直感で選択してもいいでしょう。とにかく、あなたは相当多くの場面において、ゲームから裁量を任されていることは間違いありません。
冒頭にお話した通り、必ずしも親切なゲームではありません。自由に行動できる、自分で選択できるということは、自分で考えて行動しなければいけないということでもあります。それが面倒な人も少なくないでしょう。あまりに多くの要素が複雑に絡み過ぎているせいか、バグもあちらこちらに見られます。銃撃戦が戦闘の主体となる場合が多いので、それが苦手な人も厳しい場面が多くなるかもしれません。
でも、ゲームの世界で、自分の思うように生きてみたいと思うなら、ぜひ試してみてください。
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