「東大合格する子の親は勉強しろと言わない」は本当?

東大や有名大学に合格する子供の親は、勉強を強要するのではなく、勉強する環境を整えたり、習慣をつける支援をしています

東大合格する子どもの親は「勉強しなさい」と言わない?

「東大や有名大学に合格した子供を持つ親は、決して『勉強しなさい』とは言わなかった」と、書籍やメディアでも取り上げられていることがありますね。

確かに「勉強しなさい」と子供に言うと「今、しようと思っていたのに、言われたからやる気が無くなった」という会話を、小学生以上の子供を持つ親なら、一度は経験したことがあると思います。

「それじゃあ……」と思って、何も言わずに様子を見ていたら、いつになっても一向に勉強をする気配がなく、親はイライラが募ってくるばかり。「いったいどうすればいいの?」と迷われているお母さんは多いのではないでしょうか。

「勉強しなさい」と言わなければ、子供は本当に自発的に勉強するのでしょうか?このことについて考えてみましょう。
 

「勉強しなさい」は逆効果?親が子どものやる気を削いでしまうことも

「~しなさい」という言い方は、相手に指図したり、叱ったりする時の言い方です。
人に指図されると、支配された気持ちになり、反発心が起こり、嫌な気になったりしますね。そしてその事柄に対してやる気も出てきません。

また勉強をしないという行為は、他人に迷惑をかけているわけでもなければ、公共のマナーやルールを守っていないわけでもありません。だから叱るべきことでもありませんね。

だから親に「勉強しなさい」と言われると、指図されたり、叱られた気持ちになってストレスが溜まり、「やる気が無くなった」という言葉が返ってくるのです。
 

「勉強しなさい」は、勉強のふりに繋がる恐れもある

それだけでなく、常に「勉強しなさい」と言われている子どもは、その言葉から解放されたいがために、「勉強しているふり」をすることも出てきます。机に向かって座り、参考書を広げていれば、親に何も言われずにすむので、本人も気づかないうちに、ただ机に向かって座っているだけの状態が続いていることもあります。当然、学びは頭に入らず、空学習になっています。

では何も言わなければ良いのかというと、そうではありません。何も言わず放っておけば、自ら進んで勉強をするどころか、子供は勉強することから遠のいていきます。実は東大や有名大学に合格している子供の親は、「勉強しなさい」と言わない代わりにやっていることがあるのです。
 

大切なのは習慣化!「自発的に勉強をする子供」の親がやっていること

何かを自ら進んでさせたいときは、親は子供に強要するのではなく、支援することが大切です。「勉強しなさい」と言わずして、子供が東大や有名大学に合格しているという家庭は、実は勉強する習慣がつくように親が子供を支援しているのです。次に勉強する習慣をつけるために親がするべき大切なことを3つあげます。

1:親が「学ぶ姿勢」の見本を見せる
子供は大好きな親の模倣をよくします。親が日頃から読書をしたり、勉強をしている姿を見せておくことで、そこから勉強に対する姿勢を学び、また学ぶことが生活の中で自然に溶け込むようになってきます。

2:命令ではなく、自ら考え行動させる言葉がけにする
「勉強しなさい」は相手に命令し、支配しようとする言葉です。そうではなく、自ら考え行動するような言葉をかけてみましょう。

例えば「今日は宿題が多いって言ってたわね。まだ始めなくて大丈夫なの?」「夜になったら、眠くなるでしょ。まだ勉強しなくていいの?」など、子供が考えるきっかけを与え、その後、自分で判断するような言葉をかけましょう。

3:勉強した効果が表れた時は、喜びを共有する
勉強をした結果、新しい知識を得た時の新鮮な驚き、分からないことが分かった時の喜びや、できない事ができた感動を親も共有しましょう。それによって子供は、勉強する喜びや楽しさを実感し、「学びたい」という意欲に駆られ、自ら勉学に向かうでしょう。
 

親は子どもの勉強を最大限に支援する

もちろん、東大や有名大学に合格した子供の親は、これだけではありません。他にも、勉強部屋を整えたり、具体的に学習計画を立てたり、子供が勉強に向かう環境を最大限に支援しています。

「勉強しなさい」と言わなくても、自主的に勉強をする習慣を親が作っているのです。そして習慣というものは一朝一夕にして身につくものではありません。幼い頃より「勉強をしなさい」という言葉を言わない代わり、その何倍もの手間をかけ、習慣づけをしてるのです。そこを見逃さず、しっかりと子供の勉強の習慣化を支援する姿勢を心がけていきたいですね。

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