一人暮らし学生の生活費の内訳は?
日本学生支援機構が行っている『学生生活調査』より2014年の結果をもとに、学生寮を除く一人暮らし大学生の平均収支とその内訳を抜粋しながら、大学昼間部と大学夜間部に分け、まとめてみました。【収入(月平均・学費含む)】
(昼間部)223,808円
(夜間部)156,242円
【学費を除いた家庭からの給付(月平均・仕送り)】
(昼間部)33,158円
(夜間部)-1,708円
【生活費(月平均)】
(昼間部)91,250円
(夜間部)90,742円
【住居・光熱費(月平均)】
(昼間部)39,275円
(夜間部)35,325円
【食費(月平均)】
(昼間部)21,692円
(夜間部)20,967円
↓より詳細なデータは以下の表をご覧ください。クリックすると拡大されます。
■収入・支出
大学生にかかる学費と生活費は年間で、昼間部は「2,185100円」夜間部は「1,690,000円」。収入の内訳で家庭からの給付から学費を引いた、いわゆる仕送りについては、夜間部では赤字となり、仕送りだけでは生活だけでなく学費も賄うことが難しいことがわかります。とはいえ、昼間部でも月平均で「33,158円」の仕送りとなり、それだけでは生活費までは賄えず、奨学金やアルバイトに頼らざるをえないことがわかります。
■生活費
大学生の生活費は一か月9万円程度。社会人と比べると、約6万円もの差がつきます。家賃や食費にかかる割合が高く、娯楽等にはなかなか回せないというギリギリの生活であることがうかがえます。
■食費
社会人に比べると、学生がかけている食費は半額程度の約2万円。一人分とはいえ、一カ月分の食費が2万円となると、かなり節約の工夫が必要となりそうです。
統計データから読む一人暮らしの生活費
2014年の統計データから社会人と学生で一人暮らしにかかるお金の平均をご紹介しましたが、ご自身の生活と比べて、いかがだったでしょうか。なお、この数字はあくまで平均値です。特に収入や家賃など極端に差がつきやすいお金については、統計の中にわずかであっても極端に高かったり低かったりする人がいると、平均値はそちらに引っ張られてしまうことがあります(参考:『みんないくら貯めている?平均貯蓄額は?』)。あくまで参考としてご覧いただき、ご自身の収入から適切な支出を判断するようにしてください。
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