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ライムベリーMIRI、戦極MCバトルへの挑戦・前編(5ページ目)

アイドルラップ界の中でもそのスキルが高く評価されてきたライムベリーMC MIRI。その彼女が日本有数のMCバトル大会「戦極MC BATTLE」本戦に出場、自分ひとりの力で大勝負に挑んだ。出場までにはアイドルとして、ラッパーとして、そしてライムベリーとして様々な心境の変化があった。前後編、計1万字超のインタビューです。

大坪 ケムタ

執筆者:大坪 ケムタ

アイドル・タレントガイド

自分次第でラッパーとも言えるし、アイドルとも誇っていいんだな

――怖い面というのは? ヒップホップ側の反発みたいなのは感じました?

MIRI 発表されてからはツイッターとか見てても「できんのかよ」みたいなのはよく見かけましたし、ヒップホップ好きそうな方のフォローが来ても「絶対これ威嚇フォローだろ!」って自分でも思ってて。

――ヒップホップ好きな人が全部自分を威嚇してるように見える(笑)。

MIRI 嬉しいとかよりも恐れ多いというか、怖かったですね。絶対みんなMIRIよりもフリースタイルが好きで、昔から見てる方々じゃないですか? その人たちから見たら新米で、しかもアイドルってどうよ、みたいな。でも、そこで大きかったのがSKY-HIさんの存在で。MIRIがまじめにラップに取り組もうって思ったのがSKY-HIさんのおかげなんですよ。もともとAAAさんが好きだったんですけど、あの方もアイドルも大切にしてラッパーも大切にしてる。自分で「アイドル生まれヒップホップ育ち」って言ってるくらい。だいたいラップやってるアイドルって、「わたしアイドルだからラッパーじゃないよ」っていう人か、「おれラッパーだからアイドルじゃねえし」って感じなんですけど、あの方はどっちも大切にしてる。それを見て「自分次第でラッパーとも言えるし、アイドルとも誇っていいんだな」っていうのを思うようになって。

――その道の先駆者としてMIRIさんのスタンスに影響与えてるんですね。

MIRI そのSKY-HIさんがバトルに出てるってのを知ってからは、YouTubeにあるのとかDVDとかも全部見て。シキュウさんに話聞いても最初はすごい叩かれたって。「アイドルが来る場所じゃねえ」って言われたりして、でも「マイクの前では皆同じラッパー」みたいな返しをしてて、それで自分も出ないとなって思って。SKY-HIさんの存在がなければ出るって意志は持てなかったですね。



インタビュー後に気づいたのが、今まで自分は何人もの10代~20代の男女に取材する機会あったけれど、彼女ほどこちらの質問に対してほとんど間もなくしっかり答えてくれた子はいないな、ということ。普段から自分の現状について悩んだり考えてる人は若い子でも少なくない。しかし、それを常に自らの言葉にして出し続けている人はめったにいない。そんな数少ない人種がフリースタイルのラッパーなのでしょう。こちらの質問に対して溢れてくる彼女の答えからも、フリースタイルの経験が見て取れました。

インタビュー後編は戦極直前と当日、そして今後のMCバトル挑戦の可能性などについてうかがいます。

>「ライムベリーMIRI、戦極MCバトルへの挑戦・後編」はこちら

ライムベリー出演イベント>
2016年 1月24日(日) 16:00-21:00
「芸人ラップ王座決定戦第二章
新春HIPHOP×芸人祭」

会場:SHIBUYA @ R-lounge
前売り:¥2900
当日:¥3500
(入場時ドリンク別途)
詳しくは戦極MCBATTLE公式ブログをご覧ください。

関連リンク>
ライムベリー公式サイト
MC MIRI / ライムベリー (@rbs_miri) | Twitter
戦極MCBATTLE公式ブログ
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