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羽根つきの必勝法! バドミントン技術を応用した方法とは

お正月の行事といえば「羽根つき」は外せません。ラケットと羽を使うという大きな特徴が似ている両者なので、普段はバドミントン一筋の人も、これからバドミントンを始めようと考えている人も、お正月は羽根突きに挑戦してみてはいかがでしょうか。

執筆者:堤 嘉軌

 

羽根つきとバドミントンの違い

羽根つきとバドミントンの違いとは

羽根つきで勝つ方法とは?

バドミントンを愛する人にとってお正月の行事といえば「羽根突き」ではないでしょうか。ラケットと羽を使うという大きな特徴が似ている両者なので、普段はバドミントン一筋の人も、これからバドミントンを始めようと考えている人も、お正月は羽根突きに挑戦してみてはいかがでしょうか。

バドミントンを羽根突きに応用する前に、まずバドミントンと羽根突きの違いを探ってみたいと思います。そもそも、羽根突きとは一体どういったものでしょうか。
 
 
羽根突きとは、日本の伝統的な遊びで室町時代にはお正月の遊戯として楽しまれていたという記録があるようです。羽根が付いた木製の小さな球を独特の形をした板で打って遊ぶのですが、調べてみると遊び方は、ふたりで遊ぶ「追羽根」とひとりで遊ぶ「揚羽根」の2種類が主なようです。
 
 ふたりが向き合って打ち合う「追羽根」はバドミントンのそれとかなり近いものがありますね。明確なルールがあるのか分かりませんが、コートやネットを用意して羽根突きを行ったりする地域もあるみたいなので、そういった意味ではバドミントンと羽根突きは道具の違いしかないのかも知れません。

道具については、言わずもがな見た目から違うわけですが、特性としても全く異なります。バドミントンはナイロンが主流となっているガットと呼ばれる面で、球(シャトル)のコルク部分を打ちます。一方、羽根突きは、木の羽子板で木の球を打ちます。

つまり、それぞれの飛距離が違うわけです。ここが両者の大きな違いなのではないでしょうか。
 

羽根突きでも使いたいバドミントンのテクニック

バドミントンのテクニックを羽根突きにも活かすことは可能か……。おそらく、可能です。可能なはずです。

まず「打ち方」から考えてみましょう。おそらく羽根突きはウエスタングリップとよばれる持ち方で、手首を回転させずに押し出すように打っているはずです。それをバドミントンの打ち方のように、イースタングリップで持ち、手首の回転を使って打てば羽根突きの戦い方は大きく変わるでしょう。
グリップの持ち方は→「バドミントンラケットの上達する持ち方」から

また「緩急」という概念を羽根突きに取り入れることで、お正月に行う羽根突きのイメージからは想像が難しいほど競技性は増すと思います。もしコートを用意して羽根突きを行うのであれば、遠くに打った後、相手コートの境目あたりに緩く落とす。その時に使えるのはバドミントンでいう「ヘアピン」の技術ですね。しかし木を木で打つので、おそらく回転はかからないでしょう。これは諦めるしかありません。

さらに「バックハンド」を活用しましょう。勝手なイメージが続きますが、羽根突きでは、裏側の面では打たないのではないでしょうか。つまり羽子板の片側のみを使っているのではないでしょうか。ここにバドミントンの「バックハンド」の技術を取り入れれば、レシーブだけでなく攻撃面でもあなたの羽根突きはより多彩な球筋を扱えるようになるはずです。

最後に取り入れてほしいのは「フットワーク」です。専門的な技術になりますが、同じようにネットを挟んだコートに立ち、相対する相手と戦うという共通点を持つのであれば、決して応用は難しくありません。「基本は打ったら真ん中へ」です。これが徹底できれば、かなり有利に試合を運べることでしょう。
フットワークについては→「バドミントンのフットワークの基本の"キ"」から

いかがでしょうか。4つ、羽根突きに応用できるバドミントンのテクニックを紹介しました。羽根突きについては、私のイメージ内で紹介していますので、事実と異なるかも知れません。その点はどうぞご容赦いただきたいと思います。
 

卓球・テニスと羽根突きで戦ってみる

さぁ、最後に「ラケット」・「球」・「ネットを挟んで対戦」という根幹のルールが似ている卓球部、テニス部と羽根突きを通して(頭の中で)対戦したいと思います。

比較されることの多いこの3競技ですが、道具はそれぞれ特性をもっています。
ラケットひとつとっても、3競技ともその形状は違っていますね。
ラケットの形で比較すると、グリップから面までの距離は卓球のそれに近いようです。ここの距離感は身に付いた感覚が影響するところが大きいので、ここの調整にバドミントン、テニスは手こずるかもしれません。そういった意味で卓球が有利と言えるかもしれません。

しかし、バドミントンと他2競技で大きく違う点があります。それは、「返球時にワンバウンド後でもOKかどうか」です。バドミントンは相手からの球を必ずバウンド前に返さないといけません。つまりダイレクトで返球することが原則なのです。

一方他の2競技はワンバウンド後でもOKです。(卓球はノーバウンド返球はNGみたいですね)羽根突きは、バドミントンと同じくダイレクト返球が基本となるはずです。

なぜなら、木は跳ねないからです。この点ではバドミントンが有利なように思えます。

さらに木で木を打つため、球の回転を考慮することが比較的すくないことも注目すべきポイントです。おそらく羽根突きでは打球の回転をコントロールすることは難しいはずです(木だから)。卓球やテニスは、バドミントンと比べると球の回転をコントロールする技が多くあり、それを使って戦う人もいるのではないでしょうか。それらの技を羽根突きでは使えないとなると、卓球・テニスにとっては大きな戦略ダウンともいえます。
※ちなみにですが、バドミントンにも回転をコントロールする技はあります!

これらから考えると、バドミントンをしている人は、羽根突きもきっと上手なはずなのです。実際に対戦したことはありませんので、あくまで想像上です。

実際に対戦したことのある方は、ぜひ結果を教えていただければと思います。
よいお正月を!

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