アイドル・タレント/注目のアイドルグループ

ライブ年間200本超の覆面アイドル・絶叫する60度前編(2ページ目)

BiS以降大量に登場したロックアイドルも出尽くした…と思ったら大間違い!スタイリッシュな覆面コスチュームに情熱を爆発させたようなライブと、青臭さと洗練という真逆な要素が噛み合ったライブは天下無双。2016年の注目株、絶叫する60度インタビューです。

大坪 ケムタ

執筆者:大坪 ケムタ

アイドル・タレントガイド

最初は見た目が怖がられた

--初ライブから一年ちょっと経ちますが、どういったきっかけで絶叫する60度は結成されたんですか?

魁 最初は別の事務所のオーディションを受けて、それに落ちて。そこにたまたま濱田さん(絶叫する60度プロデューサー)がいて拾ってもらった感じですね。

もんてろ
私の場合はオーディションに参加した事務所から「うちで求めてる人材ではない」ってことで濱田さんを紹介されたって感じです。

--そんな2人が出会ってアイドルをやることに。もともとアイドル自体好きだったんですか?

魁 わたしはアイドルにまったく興味なくって。でも音楽はめっちゃ好きだから、事務所に応募したのも募集項目にバンドっていうのがあったからなんです。

もんてろ 
わたしはアイドル大好きです! 小さい頃からハロプロさん大好きで。でもハロプロさんみたいなアイドルになりたいわけじゃなくて、自分らしいことがしてみたくて応募しました。ロックも好きだったし。

photo

楽しさも激しさも“叩きつける”というにふさわしい2人のライブ。写真は12月6日「流星群少女定期対バンライブ Vol,4 ROAD TO FUTURE」(渋谷eggman)


--それで最初に「覆面被ってこういう曲でやるから」って言われた時は「え?」ってのはなかったですか?

魁 一瞬「うーん、どうなんだろ?」と思ったけど、元になる覆面のバンド(今回のシングル曲を作詞・作曲・演奏している6% IS MINE)がいて、それ見たら「あ、かっこいいからいいかな」って。

もんてろ 逆にいいかな、って。とりあえずライブが出来ればいいって思ってたから。それで今はもうやりたいことをやれてる感じなのでありがたいですね。

魁 拾ってもらえてめっちゃ今楽しいよね。

--やりたい事と合致してたんですね。最初の頃は不安とかなかったですか? 

魁 最初はもう、緊張もしてたし……。

もんてろ ド素人なんで。

魁 
今も歌えてないけど、当時はもっと歌えてないです。

--2人はバンドとかそういう経験はなくて、ステージに立つこと自体絶叫が初めてなんですか?

2人 初めてです。

--絶叫ってアイドル的な振り付けはほとんどないから、必死に歌って煽って、しかないですよね。


もんてろ とりあえず他のアイドルさんを見学させてもらう時間あったんで、いろいろパクったりして徐々に自分のものにしていく感じで。

魁 とにかくもう勉強して、見てもらえるように必死で。

もんてろ ただ最初は見た目が怖がられたんですよ(笑)。でも皆ビックリはするんですけど、煽ってくうちに拳上げてくれる人も増えていって。

魁 あと物販かな?

もんてろ そうだね!

魁 物販で喋ると「意外と怖くないんだね」って言われたりして。

--アイドルなのに怖いイメージが(笑)。でも確かに客が少ない時に今のテンションでやられたら怖いというか圧倒されそう。

もんてろ 最初の方はみんなからもアイドルって言われてたし、まだ自分自身を出せてなかったんです。猫かぶってた時期もあったんで。

濱田プロデューサー 今のスタイルに明確に変わった日ってのがあるんですよ。もんてろに「好きなことしていいよ、お前本当はそんな人間じゃないじゃん」って言ってステージに出したら、それまで無かった今みたいな『ウォイ!』って煽りやりだして「いいねそれ」って。それからですね。

もんてろ 自分らしさを出すためにステージに立ってるんだから、じゃあ自分らしくやった方がいいか、ってやったら良かった! そこからですね、楽しくなったのは。

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