繰り返されるタワーマンションブーム
都心のマンションの代表格といえば、タワーマンション。 空高くそびえる姿と、上層階からの眺望の良さに、あこがれやステイタスを感じる人は多いでしょう。関西においては、特に大阪市内での発売が多く、過去に何度かタワーマンションブームがありました。
リーマンショック前の2004年~2007年頃、都心の不動産に対する投機的な動きも後押しをする形で、タワーマンションが次々登場しました。当時、大阪市内では年間2,000戸を超える発売が続いていました。
その次は2011年~2013年頃。「グランフロント大阪」や「あべのハルカス」など、市内の再開発事業が具体的に動き出すとともに、新しく登場するタワーマンションが増加し、再び年間2,000戸を超える発売が続きました。2013年には3,330戸と、2005年以来の3,000戸超えになっています。
都心の開発が進むことで大阪の街が魅力的になり、今までオフィスビルや商業施設が中心であった街に、少しずつ住宅としての環境が整備されてきたことも、都心のタワーマンションが増加した要因です。都心に住む人が増加し、「都心回帰」という言葉が使われ始めたのもこの頃からだと思います。
タワーマンション供給ラッシュ始まる!
そして、2016年、再びタワーマンションブームがやってきそうな気配です。2014年以降、建築費の高騰などによるマンション価格の上昇懸念から、プロジェクトのスタートや発売が遅れていたのが、ちょうど2016年に集中してきたのです。
2015年から広告がスタートし、既にモデルルームもオープンして集客が始まっているタワーマンションもあります。
いよいよ本格的に、タワーマンションの供給ラッシュが始まりました。
今回は、2016年上半期に大阪市内で発売開始となる、話題のタワーマンションをご紹介します。
■ジオ天六 ツインタワーズ(大阪市北区)
天六(てんろく)の愛称で呼ばれる「天神橋筋六丁目」を最寄駅とする2棟のタワーマンション。関西大学天六キャンパスの跡地、敷地面積9100平米超の大規模面開発で、全戸南向き。地下鉄は3線利用でき、地下鉄谷町線「東梅田」駅へ2駅4分というアクセスの良さ。
梅田1.5km圏なので、梅田の商業施設も日常使いできる立地です。日本一の長さを持つ天神橋筋商店街が足元にありますので、買い物や食事など、とても便利ですね。
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交通:大阪市営地下鉄谷町線・堺筋線・阪急千里線「天神橋筋六丁目」徒歩4分
面積:58.55平米~115.83平米(2LDK~4LDK+N)
総戸数:358戸/構造:地上23階建(免震構造)
完成予定:2018年2月下旬/入居予定:2018年3月下旬/販売予定:2016年6月中旬
事業主:阪急不動産
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ジオ天六 ツインタワーズ 現地1
ジオ天六 ツイタワーズ 現地2
■プレミストタワー大阪新町ローレルコート(大阪市西区)
敷地の南側が、道を挟んで新町南公園(徒歩1分)になっていますので、身近に緑の環境があるとともに、南側の空間が確保できています。低層階でも目の前に建物がないので圧迫感もありません。大阪市内の駅前で、こういう恵まれた環境の場所は、なかなかないですね。
交通アクセスでは、「西大橋」から「心斎橋」駅へ1駅1分と近く、ほかの地下鉄沿線の駅も歩ける距離にありますので、5線5駅利用でき、とても便利です。(御堂筋線「心斎橋」駅徒歩10分、四つ橋線「四つ橋駅」徒歩6分、千日前線「西長堀」徒歩8分、御堂筋線・中央線「本町」駅徒歩10分)
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交通:大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線「西大橋」駅徒歩2分
面積:57.17平米~140.76平米(1LDK~3LDK)
総戸数:298戸/構造:地上38階建(制震構造)
完成予定:2018年1月下旬/入居予定:2018年3月下旬/販売予定:2016年3月上旬
事業主:大和ハウス工業・近鉄不動産
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プレミストタワー大阪新町ローレルタワー 現地
プレミストタワー大阪新町ローレルタワー 看板
■ブランズタワー御堂筋本町(大阪市中央区)
御堂筋線「本町」駅に直結しているマンションは史上初。それだけ希少性があるといえるでしょう。「本町」駅は御堂筋線・中央線・四つ橋線の3線が乗り入れているので、非常に便利です。
また、大阪市内を走る地下鉄のほとんどは南北に通っていますが、地下鉄中央線は、大阪の街を東西に走っているため、全ての地下鉄とつながっています。地下鉄7線とJR環状線など4路線の計11路線と乗り入れできるのです。まさに大阪の中心という立地ですね。
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交通:地下鉄御堂筋線「本町」駅徒歩2分。
面積:37.91平米~120.17平米(1LDK~4LDK)
総戸数:276戸/構造:地上38階建(免震構造)
完成予定:2017年10月上旬/入居予定:2017年11月下旬/販売予定:2016年1月下旬
事業主:東急不動産・近鉄不動産・神鋼不動産
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ブランズタワー御堂筋本町 現地
ブランズタワー御堂筋本町 看板
■プレサンス レジェンド 堺筋本町タワー(大阪市中央区)
「堺筋本町」駅は、大阪市内を南北に走る堺筋線と東西に走る中央線の両方が使えますので、とても便利です。しかも、御堂筋線・四つ橋線・中央線の「本町」駅までも徒歩9分でいけます。
また、駅と直結している、1号館から10号館まで東西に繋がるショッピングモール「船場センタービル」には、様々なお店が入っていますので、日々の買い物や飲食なども便利ですね。
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交通:地下鉄堺筋線・中央線「堺筋本町」駅徒歩2分
面積:40.73平米~125.97平米(1LDK~4LDK)
総戸数:337戸/構造:地上30階建(免震構造)
完成予定:2018年1月下旬/入居予定:2018年3月下旬/販売予定:2016年1月下旬
事業主:プレサンスコーポレーション
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プレサンスレジエンド堺筋本町タワー 現地
プレサンスレジェンド堺筋本町タワー 看板
■ブランズタワー・ウエリス心斎橋SOUTH(大阪市中央区)
隣接の、ブランズタワー・ウエリス心斎橋NORTH(36階建て・246戸)に次ぐ、シリーズ第2弾。2014年から発売されたNORTHは既に全戸完売。
駅徒歩1分という利便性に加え、地下街のクリスタ長堀を通れば、雨の中でも濡れることなく、御堂筋線「心斎橋」駅へ徒歩7分、四つ橋線「四つ橋」駅へ徒歩11分で行けるのは嬉しいですね。心斎橋商店街・大丸心斎橋店など、心斎橋の街を身近に楽しむことができる立地です。
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交通:地下鉄堺筋線・長堀鶴見緑地線「長堀橋」駅徒歩1分。
面積:40.02平米~126.74平米(1LDK~3LDK)
総戸数:202戸/構造:地上30階建(制震構造)
完成予定:2017年11月下旬/入居予定:2017年12月下旬/販売予定:2016年1月下旬
事業主:東急不動産・エヌ・ティ・ティ都市開発
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ブランズタワー・ウエリス心斎橋 SOUTH 現地
ブランズタワー・ウエリス心斎橋 SOUTH 現地
都心・駅近の利便性の高いタワーマンションが勢ぞろい
今回ご紹介した5物件は、大阪市内の北区・西区・中央区という中心エリアにあるだけでなく、駅徒歩分数が全て4分以内という駅前立地になります。また、大阪市内は地下鉄が発達していますので、どのマンションも複数路線が利用できるので、交通アクセスとしても申し分ありません。
さらに大阪の都心部の開発や整備が進み、オフィスや商業施設だけでなく、日々の買い物ができる生活施設が増えていることで、都心の生活利便性がどんどん良くなっています。
利便性を重視する現在の人々にとってタワーマンションはとても魅力的です。
実際、タワーマンションはよく売れており、今回ご紹介したタワーマンションへの反響や来訪数も非常に多くなっています。
2016年の関西マーケットは都心のタワーマンションが引っ張っていくことになるでしょう。
2016年、タワーマンション希望者にとっては嬉しい年に
2016年は、現在発売されているタワーマンションに加えて、今回ご紹介したタワーマンションが1年を通して発売されますので、大阪市内のタワーマンションの当たり年になるでしょう。都心でタワーマンションを探している方にとってはいろいろと比較検討して選べるチャンスがやってきました。また、2017年4月より消費税率が8%から10%に上がる予定になっています。
タワーマンションは工事期間が長く、そのタイミングまでに引渡しができないものが多いので、2016年の9月末までに契約すれば8%のままでいいという経過措置の対象物件となるものが多くあります。
2016年の後半は、経過措置の適用を受けるためにタワーマンションの駆け込み的な申し込みが増える可能性も高くなります。
興味のある方は、できるだけ早く動かれることをおすすめします。