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イチからわかる『スター・ウォーズ』最新作の楽しみ方(3ページ目)

いよいよ2015年12月18日に全世界同時公開となる『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』。本作から配給会社は20世紀フォックスからディズニーにバトンタッチ。ディズニーとしては初の『スター・ウォーズ』であり、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』から新たな三部作からスタートするのです。では『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』&過去作の楽しみ方をお伝えいたしましょう。

斎藤 香

執筆者:斎藤 香

映画ガイド

ルーク・スカイウォーカーの『スター・ウォーズ』4~6

『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(1978年度作品)
反乱軍のリーダーであるレイア姫(キャリー・フィッシャー)が帝国軍に囚われ、彼女はR2-D2にメッセージを託します。そのメッセージを見たのがルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)。そこからルークの冒険の旅が始まるのです。

ルークにフォースの力を伝え、闘う男に育てるのがオビ=ワン・ケノービ(アレック・ギネス)。ルークの相棒になるのがファルコン号の船長ハン・ソロ(ハリソン・フォード)。彼らが結束してレイア姫を救出して、反乱軍とともにデス・スターを木端微塵に吹き飛ばすというストーリーは、わかりやすくパワフルで爽快。何よりキャラクターが立っているし、女性目線だと、ハン・ソロ、ルーク、レイア姫が何気に三角関係になるのも見逃せません。SF映画の金字塔を打ち立てた第一作目、『SW』ビギナーはまずはここから入りましょう。

監督:ジョージ・ルーカス 出演:マーク・ハミル、ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャー、アレック・ギネスほか

『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』(1980年度作品)
ダース・ベイダーの帝国軍は反乱軍に反撃。そんな中、ルークはヨーダのもとでジェダイの騎士としての修業を積みますが、なかなか覚醒しません。同時期、ハン・ソロとレイアは帝国軍の罠にはまってしまい大ピンチ。危機を察知したルークはベイダーと対峙しますが、そのとき、ベイダーは衝撃的な真実をルークに告げるのです。

三部作の真ん中の本作は、ルークがジェダイの騎士として修行中ゆえに半人前。主人公として若干物足りなさを感じますが、それを補って余りある魅力を発揮するのがハン・ソロです。武骨で強引だけれど、たくましく男気溢れる一面も見せて実に魅力的。特にハン・ソロとレイアの愛の告白シーンは「きゃ~」と女子悲鳴です。

中途半端になりがちな2作目を救ったのはハン・ソロと最後に明かされるベイダーとルークの真実でしょう。

監督:アーヴィン・カーシュナー 出演:マーク・ハミル、ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャー、アンソニー・ダニエルズ、ビリー・ディー・ウィリアムズほか


『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(1983年度作品)

ルークとレイアは無事にハン・ソロを救出。ヨーダはルークへのフォースの修業を終え、ベイダーは父であり、レイアは妹であることをルークに伝えます。一方、帝国軍は新デス・スターを建設しますが、反乱軍はエネルギーの源がエンドアであることをつきとめ、帝国軍と反乱軍の闘いが勃発。

『帝国の逆襲』でハン・ソロに見せ場を持っていかれたルークですが、フォースを自在に操るようになり、ついに覚醒! 主役らしく見事なライトセーバー捌きとフォース使いでキレッキレのアクションを披露します。また『スター・ウォーズ』キャラの中でもR2-D2に並ぶ可愛さのイォークが登場。大量にワヤワヤ出てきてにぎやかしてくれます。

終盤はベイダーとルークのバトルの行方にハラハラしっぱなし。息子は父を超えられるのか、ダークサイドに落ちてしまうのか……。

三部作を通してみるとよくわかるのですが、これは、未来に迷っている少年が、強い父を超えて大人の男(ジェダイの騎士)へと成長する物語。宇宙が舞台ですが、普遍的な世界、誰もが抱えている想いを描いています。だから世界中の人に愛される映画になったのでしょう。

監督:リチャード・マーカンド 出演:マーク・ハミル、ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャー、アンソニー・ダニエルズ、ビリー・ディー・ウィリアムズ、ピーター・メイヒュー、アレック・ギネス、フランク・オズほか

>次のページではエピソード1~3をご紹介しましょう。
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