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イチからわかる『スター・ウォーズ』最新作の楽しみ方(4ページ目)

いよいよ2015年12月18日に全世界同時公開となる『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』。本作から配給会社は20世紀フォックスからディズニーにバトンタッチ。ディズニーとしては初の『スター・ウォーズ』であり、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』から新たな三部作からスタートするのです。では『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』&過去作の楽しみ方をお伝えいたしましょう。

斎藤 香

執筆者:斎藤 香

映画ガイド

ジョージ・ルーカス監督が描くアナキンの世界

『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(1999年度作品)
砂漠の惑星タトゥイーンで暮らすアナキン少年(ジェイク・ロイド)は、この惑星に逃げるようにやってきたアミダラ女王(ナタリー・ポートマン)とクワイ=ガン・ジン(リーアム・ニーソン)とオビ=ワン・ケノービ(ユアン・マクレガー)と出逢います。レースでアナキンのフォースを感じたクワイ=ガン・ジンはアナキンをジェダイの騎士に育てようとする……という壮大なサーガの始まりの物語。

第一作目を監督して以来演出から遠ざかっていたルーカスが久しぶりに監督しています。やがて暗黒面に落ちてダース・ベイダーになるアナキンも、このころは純粋な少年。新しい『SW』の世界の映像は美しく、レースシーンのスピード感は体感している感じです。

しかし、新キャラのジャー・ジャー・ビンクスは世界的に評判が悪かった。この後はチョイ役に降格。ジャー・ジャーの出番が一番多いレアな作品とも言えます。

監督&脚本:ジョージ・ルーカス 出演:リーアム・ニーソン、ユアン・マクレガー、ナタリー・ポートマン、ジェイク・ロイド、イアン・マクディアミッド、ペルニラ・アウグストほか


『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』(2002年度作品)

銀河ではクローン軍隊の是非が問われ、惑星がシスの暗黒卿の手中に落ちそうに。ジェダイの力だけでは……と思っていたところに、ヨーダたちが加勢して壮大な宇宙大戦争が展開していくのです。

逃げこんだ惑星でアナキンとアミダラはお互いの愛情を確かめたりして。二人のラブシーンはちょっとお花畑過ぎて恥ずかしいのですが、アナキンが母の死にキレまくったりして、ダークサイドに落ちる芽が見えてくるという興味深いシーンも。

前シリーズから人気のヨーダが、この映画では強くたくましくキレ味鋭いアクションシーンを見せてくれます。

監督&脚本:ジョージ・ルーカス 出演:ユアン・マクレガー、ナタリー・ポートマン、ヘイデン・クリステンセン、イアン・マクディアミッド、ペルニラ・アウグスト、アンソニー・ダニエルズ、サミュエル・L・ジャクソンほか


『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(2005年度作品)
銀河共和国でアナキンはジェダイへの昇格を許されず、またアミダラの死と言う予知夢に悩まされて、怒りや悲しみや不安で弱っていたところをシス卿に突かれて、ダークサイドへと落ちていく……というアナキン・スカイウォーカー三部作の最終章です。

ダース・ベイダー誕生の瞬間はさすがに緊張。アナキンがマスクをかぶるときは、ついにこの時がきたか……と重い気持ちに。しかし、母とアミダラの悲劇への怒り、二人を愛するがゆえに悪の世界へと足を踏み入れたアナキン。意外と暗黒へと落ちていくのは心が弱い人なのね……と思ったりして。

ちまたではエピソード4,5,6を見てから1,2,3を見るのがいいと言われていますが、エピソード3のあとエピソード4を見るとまた違った世界が見えるかもしれません。

監督:ジョージ・ルーカス 出演:ユアン・マクレガー、ナタリー・ポートマン、ヘイデン・クリステンセン、イアン・マクディアミッド、サミュエル・L・ジャクソン、クリストファー・リーほか
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