その名も結婚パン！ココナッツ香る魅惑のサンドイッチ(2ページ目)

富源（フックユェン）

このロティ・カーウィン、コタキナバルで一番有名なのは「富源」。もともとの本店は郊外の一食堂でしたが、ロティカーウィンの美味しさで評判になり、今では市内に5店舗を構えるチェーンに成長しました。

中華風な見かけによらず、イスラム教徒も食べられる「ハラル」のお店。民族、宗教の垣根を越えてお客さんが入っています。ロティカーウィン（1.70リンギット）以外にもカフェテリア形式でパンや飲茶、ミーゴレンやナシレマなどの各種マレーシア料理を庶民的な価格で楽しめるので、朝食やおやつにローカルフードをいろいろ試してみたい時にはぴったりです。

街の中心部だとガヤストリートの観光局隣の支店がわかりやすいですが、アジアシティコンプレックス、オーシャナスモールにも支店があります。

＜DATA＞
■Fook Yuen Gaya Street
住所：Lot 54, Ground Floor, Wisma Menara Jubili, Gaya Street, Kota Kinabalu
TEL：088-484454
営業時間：日～木 6:00～深夜0:00、金土 6:00～深夜2:00、年中無休

悦昌（ユイッチォン）

「富源」が有名になりすぎて観光スポット化しつつある一方で、よりローカル感を味わえるお店としておすすめなのが、ガヤストリートの一本海側にあるパンタイストリートの「悦昌」。イギリス植民地時代、1896年創業の120年続く老舗です。

こちらで普通に「ロティ・カーウィン」（1.30リンギット）を頼むと、出て来るのはバターではなくマーガリンとカヤが塗られたもの。でも「ロティ・カーウィン・バター」（1.40リンギット）と言えば「富源」同様の冷たいバターとカヤが挟まれたロティ・カーウィンが出てきます。10センしか違わないので断然バタータイプがおすすめ。自家製のパンとカヤの美味しさには定評があり、それらを買っていくお客さんも。

このお店、午後から店先で焼かれるマレー風焼き鳥「サテー」も有名です。午後のおやつにロティ・カーウィンとサテーを注文し、サテーのピーナッツソースにパンをディップしながら食べるのが通の食べ方とも言われています。

＜DATA＞
■Kedai Kopi Yuit Cheong
住所：No.50, Pantai Street, Kota Kinabalu
パンタイ通りのミリメワスーパー斜め向かい。3軒隣の「福泉（フォーチュン）」も同様にロティカーウィンとサテーが楽しめる老舗。
TEL：088-252841
営業時間：7:00～18:00

※価格は2015年11月現在。現在のレート：1リンギット＝約30円。