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無線LAN導入時におさえておくべきセキュリティ設定(3ページ目)

はじめて無線LANを導入するとき、「これで本当に安全なんだろうか?」という不安があるかもしれない。今回の記事では、無線LANを導入する際に、気を付けるべきセキュリティ設定ついて解説していこう。

岡田 庄司

執筆者:岡田 庄司

LAN・無線LANガイド

設定画面のWEPを利用しない

WEPは、前述のように脆弱性があるので、通常のセットアップでは利用できないようになっている。

ただし、ブラウザに「192.168.11.1」などと入力して起動する本体のセットアップには、下図のようにWEPを暗号化として設定できる設定画面が存在することがある。このようなときに、WEPを利用する設定を行わないようにしたい。

WEPの利用

WEPを利用してSSID2を利用できるようにする画面


ゲストポートの有効利用

顧客サービスのため、お店の無線LANを開放し、来店客にもインターネットを利用できるようにすることもあるだろう。また、自宅に来た友人や親戚に自宅の無線LANでインターネットを使えるようにすることもあるだろう。

このような場合は、ゲストポート機能を利用しよう。ゲストポートを設定すると、インターネットへは接続できるが、既設のネットワークには接続できないがようになる。共有に設定しているフォルダがネットワーク内にあっても、ゲストには利用できないので安心だ。

ゲストポート機能は、初期状態では無効になっているので、本体の設定で有効にする必要がある。また、利用する際には、本体の[GUEST]ボタンを押す。

なお、すべての機種にゲストポート機能が装備されている訳ではない。下図は、BuffaloのWXR-2533DHPのゲストポート設定画面だ。

BuffaloのWXR-2533DHPのゲストポート設定画面

BuffaloのWXR-2533DHPのゲストポート設定画面


暗号化なしの設定はしない

本体の設定次第では、暗号化を無効にすることもできる。趣味のゲームで使うような場合、取られてはまずいデータもないし、暗号化キーを入力しなくても、すぐにつながるので好都合と感じるかも知れない。

しかし、通りすがりの人でも自宅のインターネットを利用できてしまうので、セキュリティ上、非常に問題がある。極端な話、自宅のインターネットが犯罪に利用されれば、痕跡となるIPアドレスの解析で、自宅に捜査が及ぶ可能性も大いにあるのだ。

無用なトラブルに巻き込まれないためにも、暗号化の解除はしないことが原則だ。

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