安心させるための証明 実例2「価格や契約への不安」
3.価格が高いのではないか「どうせ商品やサービスを購入するなら、少しでも安いほうがよい」というのも、大半の人が考えることではないでしょうか。正直なところ、最初に提示した価格は見込客に「高い」と受けとめられる場合が少なくありません。
しかし、ここで見込客を「安心させよう」と、焦ってすぐに値下げを申し出るのは絶対にダメ。最初に提示した価格の信憑性が無くなり、「スキがあれば、ぼったくろうとしてくる」という烙印を押されてしまう恐れすらあります。
競合他社と比較しながら、具体的な商品やサービスなどの「質」と「価格」のバランス、費用対効果の良さを証明することで、見込客を安心させることができます。
【トーク例】
「正直、価格だけならもっと安いホームページ業者もありますが、ご提供するサービスの内容や質を比較していただければ、弊社が割安なのがおわかりいただけるのではないでしょうか(他社サービスとの比較表を見せる)」
「また弊社に撮影やイラスト作成などをご依頼いただく場合は、追加費用が発生します。ただそちらも、提携するカメラマンやイラストレーターと強いパイプがあるため、手頃な価格でご提供可能です」
4.解約できないのではないか
購入した商品やサービスが期待外れだった場合、返品や解約を求めたくなるのも人情です。
契約期間などを伝える際、見込客から「契約期間の根拠は?」「途中解約はできるのか?」といった質問をされるケースは珍しくありません。
こうしたときには、自社でできないことや断らなければならないことについて、しっかりと説明したうえで、見込客にとってもメリットのある部分をしっかりと伝えていきましょう。
【トーク例】
「誠に恐縮ですが、1年間の契約期間中での解約はできません。どうしても、とのご希望がある場合、ホームページを先に非公開にすることは可能ですが、月額費用はご請求させていただきます」
「これは、初期制作にかかる費用をある程度月額費用に組み込むことで、導入時の負担を減らす仕組みになっているためです。ホームページ業者によっては、複数年契約を強制するところも多いのですが、弊社では1年契約でお願いしております(他社サービスとの契約内容の比較表を見せる)」
「1年ごとにホームページの成果や課題についてお店と一緒に話し合わせていただき、改善をはかったうえで再度1年契約を行っていただくことで、お店の置かれている状況の変化にも臨機応変に対応することが可能となるんです」
証明の後には、「約束」という重要な作業を行うことになります。この約束については、別記事でご紹介します。
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