the fictional map
ガイド:マツミさんとは、ここまで中南米テクノポップ・シリーズとしてハビエラ・メナ (Javiera Mena)、カリ・ムッツア (Kali Mutsa) 、フランシスカ・ヴァレンズエラ (Francisca Valenzuela)について話をしてきましたが、今日はマツミさんが関わった中南米インディーポップのコンピレーション『the fictional map』についてお話を聞かせてください。
the fictional map - Edición Indie Latino + Disco Compilatorio (Tumblr)
マツミ:
9月に刊行されたこちらのブックレットの中で、中南米女子縛りのプレイリストと各曲解説のコラムを寄稿させていただきました。ちょうど選曲をしていた時期が、この中南米テクノポップ対談を四方さんと始めたタイミングだったので、色んな媒体で同時多発的に中南米テクノポップ~インディーポップを紹介することができて嬉しいです!
ガイド:
『the fictional map』自体は、一枚のコンピレーションCD+ブックレット形式になった出版物。インタヴュー記事を中心に中南米インディーポップの入門書として機能する。日本では、なかなか触れることができないこのシーンに対する画期的な試みだと思います。マツミさんはどんなきっかけで関わることになったのですか?
マツミ:
今年の春頃に、このブックレットとCDの監修およびデザインを手がけたKareraの庄子結香さんよりお話をいただきました。庄子さんとは昨年Twitterを介して知り合ったんですが、そのきっかけになったのが、ブックレットにもインタビュー記事が掲載されているNacho Jankowski(ブエノスアイレスのグラフィックデザイナー)でした。去年の夏に彼から突然Twitterでリプライが来て、中南米とグラフィックデザインという2つの大きな共通項のもとで交流が始まり、今年の10月にはNacho達の来日に合わせて開催されたイベントで実際にお会いすることもできました。
jij (Nacho Jankowskiによるデザイン・プロジェクト)