次のステップを目指して
2015年
「この前の来日公演のときはコール・ドだったので、今度日本に行くときはもっといい役で踊りたいですね」と相原さん。
次の目標はソリスト。昇格は一年に一度、シーズンの終わりのミーティングの席でディレクターにより発表される。しかし他のカンパニーと違い、ABTはコール・ド、ソリスト、プリンシパルの3つしか階級がない。ゆえに、昇格のチャンスも極端に少ない。
「何年かかるかわからない。だけど頑張って上がれたらと思ってます。今正団員は100人くらいいて、プリンシパルはその頂点。本当にすごいなって思います」
2015年
「憧れのダンサーは吉田都さん。コンクールで作品を踊るときは、吉田さんのDVDをお手本にしてました。あとジュリー・ケントも本当に涙が出るくらいステキ。優しいし、人間性も完璧ですね。やっぱり人柄って踊りに出るじゃないですか。私も観てるお客さんに何か伝えられたらなって思う。感動だけではなく、何かを届けらるような踊りが踊れるようになれたらなって思っています」
プロフィール
相原舞山梨県出身。佐々木三夏バレエアカデミーで佐々木三夏に学ぶ。第38回ローザンヌ国際バレエコンクールでスカラーを獲得し、2010年9月よりドイツ、シュツットガルトのジョン・クランコ・バレエスクールに留学。ドレスデン・バレエの研修生を経て、2013年12月アメリカン・バレエ・シアターに入団。