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ダンサーズ・ヒストリー ABT 相原舞(6ページ目)

“世界一ゴージャスなバレエ団”、アメリカン・バレエ・シアターで活躍する相原舞さん。同団へ入団が許された日本人は3人目と、狭き門を突破して正団員入りを叶えた新進気鋭のダンサーです。相原さんが歩んできたバレリーナへの道程とは? ここでは、相原さんのダンサーズ・ヒストリーをご紹介します!

小野寺 悦子

執筆者:小野寺 悦子

バレエガイド


ABTの一員として

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2014年

ABTに入団して二年近く。
「あっという間でしたね」と相原さん。

カンパニーは火曜から土曜まで。10:15~12:00までがクラスレッスン、12:00~19:00までがリハーサル、途中15:00~16:00がランチ休憩。普段の食事は主に自炊で、ランチにはお手製のサラダを持参することもあるそう。
「休みの日に一週間分つくってタッパーに詰めて冷凍しておきます。炭水化物は基本的に摂りません。ご飯、パン、麺類はなし。野菜をちぎって、豆腐を入れて、オリーブオイルと塩胡椒で味付けしたサラダをメインに食べています」

何ともストイックな食生活。週一回のお楽しみは、大好物のスウィーツだ。
「甘いものは好きだから食べちゃう。でもグルテンフリーのスウィーツとか、なるべく身体に良いものを選ぶようにしています」
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2014年

華奢で美しいスタイルは、レッスンのみにあらず。さらに、週二日の休日もゆっくり休むことはないという。
「バレエのオープンクラスを受けに行ったり、ジャイロやピラティスを受けに行ったり。スタミナを付けるために、ジムで筋トレやランもします」

どうやら相原さんにとって、休みという概念はないようだ。カンパニーの休暇で日本に帰国中も、山梨の実家から神奈川までレッスンに通う。ハードな日々に疲れを感じることはないのだろうか。
「ちょっと休みたいなって思ったことはあります。でも休んだとしても、また踊りたくなっちゃう。辞めたいというのはないですね。踊るのが好きだし、舞台に立つとやっぱりバレエは辞められないって思っちゃう」

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2015年

年間公演数は現在100回強。9月~11月のフォールシーズン、12月~1月のウィンターシーズン、そして1月~7月のスプリングシーズンと続く。カンパニーの拠点、メトロポリタンオペラ劇場はもちろん、世界各地をツアーで巡る。
「2015年のウィンターシーズンは新作の『眠りの森の美女』にはじまり、ラトマンスキーの『ピアノ・コンチェルト』、『くるみ割り人形』などを上演します。ツアーはひとつのところを2週間くらいかけて周る感じ。年明けはトルコのイスタンブールとデトロイトなどアメリカ国内に行く予定。プリンシパルもみんな一緒にエコノミーに乗って出かけます」

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