夢はプロのバレリーナ
小学校5年生
結果が付いてくると、より一段と張り合いも増す。
「同年代のコンクール仲間たちが頑張る姿を目の当たりにして、すごく触発されたし、大きな励みになりました」と相原さん。中学に入る頃には、自然とプロのダンサーを目指すようになっていた。
しかし、中学生ともなれば、友人との付き合いも大切になる時期。バレエ以外の誘惑はなかったのだろうか?
「遊びたいという気持ちはあまりなかったです。ただ夏休みや冬休みもコンクールのための稽古があったので、家族旅行は全然行けなかったですね。休みといえば、唯一お正月の1日だけ」
中学校2年生
「ユース・アメリカ・グランプリが一番楽しかった記憶があって。他のコンクールと違ってワークショップ形式だったので、友達もできるし、コンクールという感じがあまりしなかった。それが良かったのかもしれません」
生まれて初めての大ケガ
中学校2年生
「コンテンポラリーの練習で腰をひねる動きを何回も繰り返していたら、ぼきっと折れてしまったんです。でも折れた瞬間は全然気付かなくて、最初は筋肉痛だと思ってました。だけどだんだん腫れてくるし、脚も上がらなくなって、座るのも痛い。病院に行ったら、“折れてます”と言われて、“えっ?”って感じでした」
2006年ユースアメリカGP NewYorkFinal
コンクールを終え、帰国後本格的に治療をはじめる。コルセットを付ければ普通の生活は送ることができたが、バレエの稽古は不可能だ。骨がつく
2006年ユースアメリカGP NewYorkFinal
「レッスンができないのがイヤでイヤで、毎日泣いてました。ちょうど一番頑張っていた時期だったし、当時の一年は本当に大きかったですね。それに高校生になって体型が変わるときにバレエを休んでいたので、ちょっと太ってしまって、戻すのに一年くらいかかってしまいました」