ダンサーズ・ヒストリー ABT 相原舞
相原舞さんがABTの一員になったのは2013年12月。加治屋百合子さん、小川華歩さんに続き、日本人として3人目の入団を叶えている。
かわいい衣裳に憧れて
1歳のころ
「みんながかわいい衣裳を着て踊っているのを観て、“いいな、私もやりたい!”と思ったのを覚えています。親にお願いしたら、“幼稚園生になったらいいよ”と言われ、入園を待って習いはじめました」
3歳のころ
小学校4年生のとき山梨に移転。同時に、ユミクラシックバレエスタジオに移籍する。ユミクラシックバレエといえば、コンクール入賞者も多く輩出している県下有数の名門スタジオだ。
「県内に甲府ともうひとつスタジオがあって、曜日ごとにそのどちらかに
小学校3年生
放課後は連日稽古に打ち込み、土日は終日スタジオにこもってレッスン三昧。クラスは週5~6日、朝から夜までバレエ一色の日々を過ごした。
「とにかくレッスンがしたかった。ちょうど私と同じ年の子たちが頑張っていて、ライバル意識もあったし、お互いに刺激し合ってました。同期のひとりが現在Kバレエカンパニーで踊っている小林美奈さん。今もいいお友達です」
小学校3年生
日々のクラスレッスンにコンクールのための練習も加われば、当然稽古時間は増える。
「小学校6年生くらいになると毎日24時までレッスンをしてました。帰宅するのはいつも深夜1時ごろ」
同年代の子供たちのように、遊びに費やす時間は一切ない。