若き開発者によるインディゲーム
白黒赤だけで描かれた画面は、このタイトルの尖ったゲーム性ととても良くマッチしています。
このタイトルは、2015年3月にサンフランシスコで開催されたゲーム開発者向けイベント「Game Developers Conference 2015」内の、「Independent Games Festival」にて、学生部門に日本人初のノミネートされたタイトルです。つまり、この時点で日本の学生が開発したゲーム、ということですね。世界中の独創的なインディゲームが集まる中、日本人学生がノミネートということで、ゲームメディアなどに注目を集めました。
そしてこのDownwellが、iOS、そしてSteam向けとしてすでにリリースされています。アイテム課金ではなく、買い切りで、iOS版が360円、Steam版が298円。
とても面白いゲームなんですが、大変にエッジが効いているといいますが、尖った作りで、必ずしも誰にでもオススメできる、というタイプのゲームではありません。そこで、最初に人を選ぶポイントを3つご紹介しておきます。この3つを聞いても「どんとこい!」と思った方は、ぜひご紹介を読んでいっていただきたいと思います。
ゲームセンターで100円入れて遊ぶような緊張感。
悔しくて何度も何度もやっちゃう、そんなゲームです
つまり、本当にプレイヤーの腕で攻略しなければいけないゲーム、ということです。暇な時に片手で操作して、パパパッとボタン押して、後は放置、みたいなゲームとは正反対です。両手でスマートフォンを握りしめて、次こそは、と集中して遊ばないと歯が立ちません。
この感じは、今では主流ではなくなった、ゲームセンターで100円を入れてやるアクションゲームの持つ独特の緊張感に似ています。プレイヤーが油断すれば殺しに来るぞ、という緊張感です。ダラダラ気楽に遊ぶのではなく、この緊張感を楽しんで腕を磨いていく、そんな遊び方を楽しみたい人にはうってつけのタイトルでしょう。