ローグライク

風来のシレンの図

全く違うゲームでありつつ、不思議のダンジョンシリーズに代表されるような、ローグライクの面白さも確かに存在します(イラスト 橋本モチチ)

Downwellはローグライクを意識しています。そもそも、下に下に降りていくところから、ローグライク風ですが、そのダンジョン内の敵やマップの配置はランダムです。「不思議のダンジョンシリーズ」のようなローグライクRPGとは全く違いますが、しかし似ている感覚も確かにあります。このステージはどんな敵が現れるのか、敵の特性を頭に入れて、目の前に現れるであろう状況に対処します。ただし、一瞬でです。

ダンジョン内には横穴があり、ガンブーツの種類を変更できるアイテムなどが落ちています。ガンブーツには連射の効くマシンガン、近距離で威力を発揮するショットガン、一直線に強力な攻撃を放つレーザーなど多彩、どれを選ぶかで戦い方も変わります。また、体力回復や装填数を増やすことのできるアイテムを売っているお店や、そのお店でお金として使え、一定数取るとプレイヤーキャラクターかガンブーツの性能がアップする「ジェム」が手に入る横穴もあります。

さらにステージをクリアするごとにプレイヤーキャラクターに様々な能力を1つだけ付加できるグレードアップがあります。弾切れ時に、落下スピードを緩めることができたり、自分と一緒についてきて弾を発射してくれるドローン、変わったところでは敵を倒した時に発生する死体を撃って爆発させる能力など、様々です。

横道で変更できるガンブーツの種類や、お店の品ぞろえ、ステージクリア時のグレードアップはランダムです。その時その時で出てきたアイテムを取捨選択し、戦術を考えていくのも、ローグライクに通ずるものがあります。

そしてその、毎回遊ぶたびに変化していくステージに、何度も何度も挑戦する遊び方は、まさにローグライクの醍醐味に近いものがあります。Downwellの素晴らしい点としてもう1つ伝えておきたいことは、再スタートが非常に素早いことです。「やられた、悔しい、もう1回!」その時あっという間に次のゲームがはじまります。

前述のハイスピードアクションに、ローグライク風のスタイルで何度も何度も遊べる中毒性を付加しています。ここにはまりこんで、ちょっとずつうまくなる自分が実感できてくると、とまらなくなって、つい、もうちょっと、もうちょっと、と遊びたくなります。

人を選ぶゲームではありますが、シンプルで尖ったゲーム性が胸に刺さると、夢中になって楽しめます。こんなゲームが、300円くらいでぱっと遊べるだなんて、本当にいい時代になったものですね。気になった方は、ぜひ試してみてください。

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