ペプシカンストーブとも呼ばれる
さて、アウトドア用のコンパクトストーブといえばガスカートリッジやガソリンを燃料とするものが一般的ですが、その目的を軽量化するということに特化すれば、アルコールストーブという選択肢も生まれてくるのです。
アルコールストーブは火力が弱く、あまり複雑な調理には向かないと言われていますが、お湯をわかしてインスタントフードを調理するには十分な火力を備えているのです。
ちょっと前置きが長くなりましたが、その超軽量なアウトドアストーブは、じつは簡単に空き缶でつくることができるのです!
自作アルコールストーブ!必要な材料は空き缶2つだけ!
アルミ缶ストーブの構造図(ウィキペディアより)
アメリカではペプシコーラの缶で作られることが多いため「ペプシカンストーブ」とも呼ばれています。
アルミ缶を切るのはカッターナイフとハサミが便利(切り口で手を切らないように注意!)。あとは炎の噴出口である「ジェット孔」をつくるのに直径0.5ミリのドリルがあると、作業効率があがりますよ。
■ペプシカンストーブ作成の手順
カッターの高さを一定にしてアルミ缶を回すと綺麗にカットできる
【2】一定の高さで切り出すコツはカッターの刃を2センチなら2センチの角材などにガムテープで固定して空き缶の方を回すように切り取ること。
【3】切り取った残りのアルミ缶から高さ4センチの長方形のアルミ板を切り出します。これは筒状にくるっとまるめて、2センチ、3センチに切り出したアルミ缶を組み合わせるときの内部にはめ込む副室壁になります。
【4】1の周囲にジェット孔をあける。20~30程度等間隔で開けていきます。
パーツを切り出すとこうなる
【6】4をはめ込んだら上から3センチのパーツをかぶせる。あとはきっちりと組み合わせればオッケー。表面をサンドペーパーで磨けばピカピカになってカッコよくなります!
重量はなんと11グラム!まさにウルトラライト
アルミ缶を組み合わせただけなのに本格的なアウトドアとしての機能を果たすアルミ缶ストーブ
完成したらさっそく使ってみましょう(燃料のアルコールはアウトドア専門店などで手に入ります)。ストーブの上からアルコールを注いだらライターで点火。最初は中心部から炎があがりますが、徐々にストーブの内部と燃料の温度が上がってくると、燃料が気化してジェット孔から炎が噴射してきます。
なんと驚きの11グラム!!超軽量
アウトドアに出かけなくとも、自宅でたまにはこんなDIYでアウトドア気分を楽しむのもいいものです。ぜひトライしてみくださいね。
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